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時の流れは早いもので、私がバイクに乗り始めてから7年経ちました。
何か新しいことを始めると、考え方や価値観が変わることは往々にしてあります。
バイクも例外ではなく、「バイクに乗る前」と「乗り続けた後」では、見えてくるものが大きく異なることに気づきます。
そこで今回は、バイクを趣味にして分かったことをまとめました。
「新しい趣味を探している人」「少しでもバイクに興味がある人」「バイクに乗ってみたい人」の参考になれば幸いです。
あなたもご存じの通り、バイクは道路を走るものです。
それゆえに「自分が楽しむ」だけではなく、周囲のことも考えて行動する必要があります。
もっとも、公道を走らず、バイクを床の間に飾っておくのであれば話は別ですが。
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クルマを信用してはいけない
あなたもご存じの通り、バイクは公道を走る乗り物です。
それゆえに、自分が楽しむための「趣味」と、移動手段としての「実用」を兼ねています。ここがカメラや釣りといった趣味とは大きく違います。
さて、公道といえばバイクの他にも、歩行者、自転車、そしてクルマがいます。
その中で特に多いのがクルマで、公道を走る以上は否応なしにクルマのことを意識する必要があるわけです。
こう言うと「いやいや、クルマだってバイクのことをちゃんと見てるし、ロクに安全確認もしない人はそもそも免許取得できないんじゃないの?」と思うかもしれませんね。
たしかに、私もバイクに乗る前はそう思っていました。
「クルマはちゃんとバイクのことを見ているだろう」「ドライバーもいい歳、少なくともクルマの免許を取得できる年齢なんだから、ちゃんと周囲の安全を考えているだろう」と。
ところがどっこい、残念なことにクルマ、というかドライバーはそんなにしっかりした人ばかりではありません。
バイクのことを見ていないばかりか、場合によっては煽り運転(例:幅寄せ、車間距離を異様に詰める)をしてくる有り様です。
もちろん、すべてのドライバーがそうだとは言いませんし、中には良識のあるドライバーもいます。
ですが、公道を走っているドライバーを見てみると、片手でスマホをいじっている、雑誌や新聞を読んでいる、ビールを飲んでいる(!)・・・といった人がザラにいることに気づきます。実に恐ろしい話ですが。
このように、公道を走っているクルマは周囲の安全を確認しているとは限りませんし、現にそういったクルマにバイクが巻き込まれる事故も発生しています。
バイクで公道を走るのであれば「クルマ(他人)を信用しない」は鉄則です。絶対に忘れないでください。
もっとも、これは他の乗り物にも言えることなのですが。
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「調べない人」は危ない目に遭う
さきほども言いましたが、バイクは公道を走るものです。
それゆえに、バイクに乗るためには免許を取得する必要があり、その過程で教習所に通って講義・実習を受けることになります。
こう言うと「なるほど、ということは、教習所を卒業してしまえば後は勉強しなくてもいいし、何も調べなくてもいいってことなのね?」と思うかもしれません。
たしかに、教習所の講義・実習さえ受けていれば「最低限の知識・技能」は身に付いていそうですよね。
後は何も調べず、ただただバイクに乗っていればいいんだろう、と思うのも無理からぬことなのかもしれません。
ところが残念なことに、教習所で教わることだけでは足りません。
たしかに教習所では、各種交通ルール、道路標識の種類、危険予知の方法、バイクの操作方法といったことは教えてくれます。
ですが、「バイクの点検・整備の方法」「バイクで公道を走る方法」「各種コーナーの曲がり方」といったことは教わることができません。
※クルマの教習と違い、バイクは路上教習がありません。
何度も言いましたが、バイクは公道を走る乗り物です。
公道を走る以上は、最低限の点検・整備をする義務があります。
それにもかかわらず、教習所では点検・整備の方法を教わる機会がないわけです。よく考えると恐ろしいことですね。
また、公道は教習所のコースとは異なり、ガタガタの路面、見通しの悪い道、勾配のあるカーブ、曲率が変わるカーブ・・といったものが、それはもう各所にあるわけです。
それこそ免許取りたてで峠や海沿いの道に行ったら、これらに遭遇してビックリすることでしょう。
それもそのはずです。教習所のコースにそんな場所がないんですから。
とはいったものの、そんなことは誰も教えてくれません。
ひょっとしたら、教えてくれる親切なライダーが周囲にいるのかもしれませんが、そんな幸運に巡り合える人ってどれだけいるのでしょうか?
というわけで、必然的に自分で調べることになります。
今の時代、ネットや本でいくらでも調べることができます。
また、どうしても分からないことがあったら「バイク屋さんに聞く」という手もありますので、自分で色々調べつつ「点検・整備といっても何が必要なのか?」「どうやったらスムーズにバイクを押し引きできるのか?」「どうやったら上手く走れるか?」といったことを考えてみましょう。
ただし、ネット「だけ」で調べるのはやめておきましょう。ネットは嘘か真か分からない情報もたくさんありますから。
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意外とお金が掛かる、が
バイクは意外とお金が掛かります。
ガソリン代や消耗品代(例:タイヤ、エンジンオイル)はもちろんですが、他にも「自動車税」「任意保険料」「ロードサービス料」が掛かります。
また、人によっては「盗難保険料」「駐車場代」も必要になることでしょう。
さらに言うと、一から始めるのであれば「ヘルメット、プロテクター代」「メンテナンス用品代」も必要になってくるわけですから、意外とお金が掛かることが分かると思います。
そう考えると、数ある趣味の中でもバイクは「初期投資が大変な趣味」だと言えるかもしれません。
もっとも、バイク用品を物色するのは楽しいので「大変だ」「面倒だ」と思うことはないかと思いますが。
とはいえ、バイクとお金は切っても切れない関係なのも事実です。
収入や資産がたくさんある人なら気にならないかもしれませんが、中には「どうやってバイク代を捻出するか?」を考える必要がある人もいるかもしれません。
ですが、初期投資さえ済んでしまえばバイクの維持費はクルマほど高価ではありませんし、それこそ無駄な支出を削れば捻出できます。
「お金がないからバイクに乗れない」ではなく「どうやったらバイク代を作り出せるか?」を考えることができれば、意外とあっさり実現するかもしれませんよ?
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健康管理・体力作りは超重要
クルマと異なり、バイクはタイヤが2つしかありません(タイヤが3つあるバイクも存在しますが)。
それゆえに、バイクを移動させるときは人間が押し引きする必要があります。
実際に押し引きしてみると分かるのですが、バイクは重いです。
特にはじめてバイクを押し引きした人は「な、なんだ、このクソ重たい鉄の塊は!?」と思うのではないかと思います。
さらに言うと、バイクによってはポジション(乗車姿勢)がキツいものも存在し、はじめてそういうバイクに乗ると筋肉痛になる人もいることでしょう。
さて、ここまで読み進めてくれたあなたなら、バイクに乗るには「健康管理」と「最低限の体力・筋力」も必要であることが分かっていただけたのではないかと思います。
こう言うと「面倒くさい」と思う人もいるかもしれません。
ですが、バイクを押し引きできないと立ちゴケ(バイクを支えきれずに転倒させてしまうこと)してしまいますし、誰かが押し引きを手伝ってくれるわけでもありません。
そう考えると、健康管理や体力作りも大事だと思いませんか?って話です。
さきほども言いましたが、バイクは重いですから。
こう言っても「やっぱり面倒くさい」と思うかもしれませんが、バイクはスポーツとしての側面があるのも事実です。
そう考えると「そもそもラクしてスポーツしようってどうなのよ?」って思いませんか?
とはいえ、そこまでガチで鍛える必要もありませんし、重いバイクだけではなく軽いバイクも存在します。
それでも、健康管理や体力作りはしておくに越したことはありません。
「1時間走ったらもうヘトヘト・・」と「3時間ぶっ続けで走っても平気」だったら後者の方が楽しめますし、健康を害したらバイクに乗ることができませんからね。
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まとめ
以上、バイク趣味を続けて分かったことをまとめました。
冒頭でも言いましたが、バイクは公道を走るものです。
それゆえに「周囲および自分を傷つけないためにはどうすればいいのか?」を常に意識する必要がありますし、定期的に手入れ(点検・整備)もする必要があるわけです。
ここがカメラや釣りといった他の趣味とは大きく異なるところです。
もっとも、他の趣味にしたって「社会に迷惑を掛けない」が大前提であることは同じですが。
他の趣味、カメラや釣り竿は手入れをしなくても人の生き死にには関係ありません。
ですが、バイクは違います。
自分または他人の命を乗せて「公道という名の社会」を走るからには、それなりのお金と時間、最低限の知識・技能、良識および自制心が必要になってきます。
そのことを忘れ、仮にそれが原因で事故ったとしても「知らなかった」「面倒くさかった」「趣味なんだ、オレ(ワタシ)の自由だろ」は通用しないんですよ。
私はあなたを傷つけない、あなたも私を傷つけない。これは社会のルールの基本ですからね。
とはいえ、そこまで身構える必要がないのも事実です。
そもそも「整備をする」「安全を確認する」なんて乗り物に乗るなら当たり前のことですし、クルマや自転車に乗っている人なら(おそらく)日ごろから実践しているでしょうからね。
もしあなたがバイクに乗るのであれば
・体全体を使ってバイクを押し引きする
・最低限の整備をする
・常に「どんな危険が潜んでいるか?」を意識する
・コーナーに入る前にしっかりと減速する
・焦らない、無理しない
・疲れたら休憩する
さえ心がけていれば問題ありませんので、焦らずゆっくり進みましょう。
すべて最初からやろうとせず、できることからじっくり実践し、少しづつ少しづつ上手になっていきましょう。
それでは、この辺で。
あなたがバイクに乗ろうと、または乗らなかったとしても、あなた自身の人生を満喫できますように。
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