バイク選び

「隼に乗ったら死ぬ」と言う人は、どんなバイクに乗っても事故るし、どんなバイクに乗っても死ぬ

スズキ バイク メガスポーツ 隼 2014年式 レッド

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最低限の整備がされているバイクであれば「最低限の技量」と「自制心」があれば安全に乗れます。

別に「リッターSSだから・・」とか「メガスポーツだから・・」と身構える必要はありません。

ですが世の中には、隼やZX-14Rといったメガスポーツに対して「誤ったイメージ」を抱いている人が存在し、そういう人によると「隼=危ないバイク」らしいのです。

バイクが危ない乗り物であることは否定しませんが、いかにもバイク「だけ」に問題があるかのような意見には「???」となってしまうんです。

有り体に言っちゃうと、何でもかんでもバイクのせいにしている人ほど危ない運転をしているんですよね。

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「隼=危険」と言っている人って、日頃どんな運転してるんだ?

かくいう私も、スズキのメガスポーツバイク 隼に乗っています。

時々、私が「隼に乗っている」と言うとこんなことを言われることがあります。

「えっ、隼?そんな危ないバイクに乗ってるの?」

「なんでそんなバイク買ったんだよ。事故ってあの世に行くつもりなのか?」

「アクセル開けたら吹っ飛んでいくんでしょ?よくそんなバイクに乗れるなぁ・・」

「ホントにいいのか?知らん間にどんどん速くなるぞ?」

うーん、傍から見たら(というか、傍から見なくても)トンチンカン極まりない発言ですね。

ですが、言っている本人は(少なくとも見た目は)至って真面目です。

過去に何があったのか存じませんが、何やら「隼=危ないバイク」だと認識しているようですね。

スズキ バイク メガスポーツ 隼 2014年式 レッド

当ったり前の話ですが、隼はそんなバイクではありません。

私も隼に乗り始めてから4年以上経ちましたが、いまだに乗り続けています。

もし、隼が(その人達が言うような)危ないバイクだったら、4年以上も乗り続けることはできないでしょうし、こうしてあなたと話していることもないでしょう。

もちろん、アクセル開けて吹っ飛んだこともないし、知らん間にどんどん速くなったこともありません(まあ、当たり前ですよね)。

もし、メガスポーツに興味がある人は一度試乗してみてください。

ガバッ!と開けない限りは穏やかに加速しますし、知らん間に勝手に速くなるなんてこともありませんから。

ただ、重くてデカいですけどね(笑)

あおぶさ
あおぶさ
メガスポーツはとにかく重い。立ちゴケには十分ご注意を・・
スズキ メガスポーツバイク 隼 バイクを押し引きする人

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危ないのは「乗り物」ではなく「乗り手」

ちなみに、こういうことを言ってくる人達は隼以外のバイクに対しても同じことを言っています。

例えば、

「GSX-R1000に乗ったら死ぬ」

「YZF-R1に乗ったら事故る」

といったものですね。

たしかに、おいそれと人におすすめできないバイクがあるのも事実です。

リッターSS(スーパースポーツ)はその最たる例だと言えますし、バイクに慣れていない初心者にはけっしておすすめできません。

年々乗りやすくなっているとはいえ、それでもバケモンみたいなバイクであることには変わりありませんからね。

あおぶさ
あおぶさ
むしろ、そんなバイクを「誰でも」乗れるようにしちゃったらかえって危ないような・・
スズキ バイク リッターSS GSX-R1000R 2018年式 パールグレッシャーホワイト バイクを眺める人

ですが冒頭でも述べたように、それらのバイクも「最低限の技量」と「自制心」があれば安全に乗れます。

思うに、バイクそのものは危険ではないんです。

なんでもかんでもバイクのせいにして、自分のことを棚に上げている人(自分に問題があることを認めない人)が危険なんです。

そう考えると、バイク(というか、乗り物全般)は乗り手の本性を暴くのかもしれませんね(あなたの周りにもいませんか?普段は(少なくとも見た感じは)温厚なのに、乗り物に乗ると荒っぽい運転をする人)。

あおぶさ
あおぶさ
運転には「その人の本性」が表れるからね・・

つまり、「隼が・・」とか「YZF-R1が・・」とか言っている人達には「隼やR1が危ないのではなく、(危ない運転をしている)あなたが危険なんですよ」と言ってあげればいいのではないでしょうか。

もっとも、これはライダーだけではなくドライバーにも言えることなのですが。

あおぶさ
あおぶさ
「〇〇に乗ったら危険!」とか「バイクはクルマよりも危ない!」ってのは、ある種の思考停止なのかもしれないね・・

街を走っていると、危ないモノを操作しているという自覚のあるライダーやドライバーは、本当に少なく感じます。

中には、まるで家のリビングでくつろいでいるかのように運転している人さえいます。

また、後ろを走るのが怖くなるような酷い整備状態の車輌も見かけます。

ただ、そういう人や車両は、比較的バイクの方が少ないようには感じます。

やはり、生身の身体をさらけ出して乗っているからこそ、危険を身近に感じているのでしょうか。

(カスタム虎の穴Ⅱ vol.1 23ページより)

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バイクや車は「乗り手の本性」を暴く

何度も言いましたが、「最低限の技量」と「自制心」さえあればどんなバイクに乗っても問題ありません。

というわけで、乗りたいバイクに乗りましょう。

メガスポーツだろうとリッターSS(スーパースポーツ)だろうと、関係ありません。

「自分が乗りたい」と思ったバイクに乗りましょう。

スズキ バイク スーパースポーツ リッターSS GSX-R1000R 2019年式

ただし、それはあくまで「最低限の技量」と「自制心」があることが前提です(くどいようですが、大事なことなのでもう一度言っておきます)。

これらがない人が乗ると、どんなバイク(というか、乗り物全般)も「走る凶器」に早変わりしてしまいます。

当たり前のことかもしれませんが、これらができていない人って意外と多いです。

バイクをはじめとする乗り物は「乗り手の本性」を暴くんです。

それだけは忘れないでくださいね。

それでは、事故せず、怪我せず、安全に走れますように。

スズキ バイク メガスポーツ 隼 2014年式 レッド ペール缶に腰掛けてバイクを眺める人

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