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2019年10月27日(日)、大阪の泉大津フェニックスで開催されたイベント『ワールドモト』で、BMW F750GSに試乗しました。
公式サイト:ワールドモト
F750GSは、同じくBMWのアドベンチャーバイク F850GSの兄弟車です(同じフレームとエンジンを使っていますが、どちらかというとF850GSはオフロード寄り、F750GSはオンロード寄りのバイクになっています)。
BMW motorrad 公式サイト:F750GS
今回、そんなF750GSに試乗することができましたので、感想を書いてみました。
・バイク選びで迷っている人
・BMW F750GSに興味がある人
の参考になれば幸いです。

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アドベンチャーバイクにしてはコンパクト
F750GSの車体は、お世辞にも小さいとはいえません。
アドベンチャーバイクを見たことがない人の中には「ミドルクラスのアドベンチャー?ちょっとデカくなったセローみたいなモノかな?」と思う人もいるのではないかと思います。
ですがアドベンチャーバイクは、250クラスのオフ車とはまったくの別物です。
少なくとも、セローをはじめとする250クラスのオフ車と同じ感覚で跨ることはできません。
まあ、実際にアドベンチャーバイクを見れば「あ、セローと全然違うじゃん」ってすぐに気付くんですけどね(笑)

F750GSも例に漏れず車体が大きいので、人によっては押し引き、または跨ったりするのが少々大変かもしれません。
ですが、リッタークラスのアドベンチャーバイクよりは車体が小さいので、中型やミドルクラスのバイクに乗ったことがある人ならあっさり馴染めるでしょう。

また、シート高も「815mm」と、それこそ250クラスのオフ車とたいして変わらない(むしろ、250クラスのオフ車よりも低い)ので、そこまで身構える必要もないかと思います。
※ちなみに、F750GSにはローシート(770mm)もあります。
車重は「230(kg)」と、数字だけ見ると「重いバイク」のように思うかもしれませんが、実際に押し引きしてみるとそんなに「重い」とは感じませんでした。

はじめてF750GSを見ると(見た目の大きさに)圧倒されるかもしれませんが、実は意外と取り回しがラクなので、このバイクに乗るうえで気になるのは「デカい車体と付き合っていけるかどうか?」だけなのかもしれませんね。
もっとも、人によって「バイクに求めるもの」は異なるので、他にも色々と「気になること」があるのかもしれませんが。

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ポジションがラク、いや、ラクすぎる
F750GSのポジション(乗車姿勢)はラクです。
いや、「ラクすぎる」と言った方がいいでしょうか。
まず、ハンドルの位置が高いので、前傾姿勢になることもありません。
特に、普段からセパハン(セパレートハンドル)のバイクに乗っている人から見たら、とてもラクに感じるはずです。
何だかんだで、バーハン(バーハンドル)ってラクなんですよね(笑)

さらに、シートの座り心地がこれまた素晴らしいんですよ。
なんと言いますか、「バイクのシートに座っている」というよりも「ホテルのロビーの椅子に腰かけている」ような座り心地なんです。
それでいて「加速は穏やか」「しかしけっして遅くない」「ラクに曲がれる」「ブレーキもよく効く」のですから、乗っていて「あー、ものすごくラクなバイクだなー」と思わずにはいられませんでした。

はたから見たら、私はバイクを運転しているように見えたかもしれません。
ですが、その私はというと、「バイクを運転している」というよりは「ホテルのロビーの椅子に座りながら高速移動している」ような感覚でした。

もっとも、私がこんなことを言ったところで「この人、何を言ってるんだ・・?」と思う人もいるかもしれません。
まあ、こればっかりは「実際に乗った人」じゃないと分からないので、ぜひあなたにも試乗してみてほしいですね。
陳腐な言い方で申し訳ありませんが、「乗れば分かります」から(笑)

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まとめ
以上、BMW F750GSに試乗した感想を書いてみました。
ここまで挙げてきた特徴をまとめてみると
・車体が大きい
・シート高はそこまで高くない
・ポジションがラク
・加速は穏やか
・しかし、けっして遅いわけではない
・よく曲がる
・ブレーキもよく効く
といった感じです。
一言で表現するなら、F750GSは「とにかくラクなバイク」です。
車体は大きいですが、取り回しはそこまで苦労しませんし、何回か乗っていれば「まあ、こんなものだよね」と思えるのではないでしょうか。
少なくとも、リッタークラスのアドベンチャーバイクよりは苦労しないと思いますよ(笑)

他に気になったところを挙げるとすれば、「メーターが安っぽい」ような気はしますが、それこそ何回か乗っているうちに「それが何か?」と思えるのではないかと思います。
そもそも、運転中はメーター見ませんからね(運転中は前を見てください)。

ただ、F750GSが普及するかというと、個人的にはそこまで普及しないと思っています。
F750GSは、ミドルクラスのバイクにしては高価なんですよ。
いくらラクに乗れるバイクだからといっても、ミドルクラスのバイクが130万円超えってのは(電子制御やヒートグリップといった便利機能てんこ盛りとはいえ)いかがなものかと思っちゃうんですよね。
もっとも、最近のバイクは(国産車・輸入車問わず)どれも高価なのですが。

BMW motorrad 公式サイト:F750GS データ&装備
とはいえ、「バイクに求めるもの」は人によって違いますし、F750GSに価値を見い出せるかもその人次第です。
早い話、『「とにかくラクな乗り味」「電子制御やヒートグリップをはじめとする便利機能の数々」、さらに「BMW motorradのバイクに乗っている優越感」に、あなたは130万円以上のお金を払いますか?』ってことですね。

F750GSが気になるのであれば、まずは試乗してみましょう。
「試乗会に参加する」「正規ディーラーで試乗させてもらう」といった方法で、実際にF750GSを(できれば他のバイクも)操作してみましょう。
結局のところ、F750GSに価値を見い出せるかはあなた次第ですし、実際に乗らないと何も分かりませんからね。
それでは。

BMW motorrad 公式サイト:ディーラーネットワーク
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