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2019年10月27日(日)、大阪の泉大津フェニックスで開催されたイベント『ワールドモト』で、ホンダ VFR800Fに試乗しました。
公式サイト:ワールドモト
VFR800Fは、排気量781ccのツアラーです。
ミドルクラスのツアラー自体が少ないこともあってか、滅多に公道で見かけないバイクでもあります(実際に、試乗に出回っている台数も少ないです)。
そういう理由から、ワールドモトに行く前の私のように「ホンダ VFR800Fってどんなバイク?」という人もいるのではないかと思います。

そこで今回は、ホンダ VFR800Fに試乗した感想を書きました。
・バイク選びで迷っている人
・ホンダ VFR800Fに興味がある人
の参考になれば幸いです。
最初に言っておきますが、VFR800Fは「人によって評価が大きく異なるバイク」です。
さらに、これから私が言うことは「スズキ 隼に乗っている人間」の感想です。
なので、本当にVFR800Fが気になるのであれば、実際にVFR800Fに試乗してみてくださいね。
※「スズキ 隼ってどんなバイク?」という人は、こちらの記事も読んでみてください。
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コンパクトで足つきも良好
はじめてVFR800Fを見ると、意外と車体が小さいことに気づきます。
今まで色んなバイクを見て(ときには試乗し)、かつメガスポーツに乗っている私からすると「おお、なんてコンパクトなツアラーなんだ!」と思わずにはいられません。

ツアラーは車体が大きいものが多く、そのせいか「ツアラー = デカいバイク」と思っている人も少なくないでしょう(リッタークラスは本当にデカいのですが)。
ですが、VFR800Fはミドルクラス相応の大きさしかありません。
※そうですね、「カワサキ ZX-6R」や「ヤマハ XJ6 DIVERSION F」と同じくらいの大きさではないでしょうか。

さらに、VFR800Fは足つきが良好です。
シートの幅が絞られているうえに、シート高自体がそんなに高くありません。
それゆえに、「SSみたいに足つきが悪かったらどうしよう・・」と臆することもなく跨れるはずです。

さらに言うと、VFR800Fのシート高は「809mm」「789mm」の2段階の選択が可能ですので、仮に「809mm」で足がつかなかったとしても「789mm」にすることができます。
これは嬉しいですね。
ホンダ 公式サイト:VFR800F 主要装備
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リッターのツアラーやメガスポーツよりは軽い
『ツアラーにしては車体が小さく、足つきも良好』と聞くと「なるほど、VFR800Fは乗りやすいバイクなのかな?」と思う人もいることでしょう。
たしかに、乗りやすいバイクであることは否定しません。
ですが、誰でも押し引きできるバイクではないと思います。

VFR800Fの重量は「243kg」です。ミドルクラス、というか大型バイクの中でも重い部類ではないでしょうか。

243kgって、どれくらいの重さか想像できます?
243kgっていうと、普通自動二輪の教習車としておなじみの「CB400 SUPER FOUR」よりも42kg重いんですよ?
ということは、CB400に「42kgの重り」を載せているようなものですよね。
さて、そんな重いバイクを押し引きできる人って、どれだけいるのでしょうか?
教習車、あるいはそれよりも軽いバイクしか知らない人は、はたしてVFR800Fをどう評価するのでしょうか?

ちなみに私はというと、ラクに押し引きできました。
とはいえ、私の場合は「日ごろから266kgのバイクを押し引きしている」からこそ、そう思えるのかもしれません。
もし、私が軽いバイクしか知らなかったとしたら、「あー、押し引きがラクだなー」と思うことはなかったかもしれません。

仮にあなたがリッターのツアラーやメガスポーツに乗っている人でしたら、一度VFR800Fを押し引きしてみてください。予想以上にラクですから(笑)

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乗りやすい、ひたすら乗りやすい
車体の大きさや重さだけではなく、「肝心の乗り味はどうなの?」って人もいることでしょう。
VFR800Fの乗り味を一言で言うなら「ひたすら乗りやすい」です。
・セパハン(セパレートハンドル)とは思えないほどラクな乗車姿勢
・ミドルクラス相応の加速
・特に何もしなくても曲がる
・可もなく不可もないブレーキ
・シンプルで見やすいメーター
といった特徴を兼ね備えており、とにかく「乗っていてラク」だというのが率直な感想です。
なんと言いますか、私は「パワーダウンしたけど、ラクに乗れるようになった隼」のように感じました(笑)

バイク選びの話になると「パワーが・・」とか「サーキット走行が・・」と言う人がいますが、公道メインだったらVFR800Fで十分なのではないでしょうか。
とにかく、一度でいいので試乗してみてください。あなたが想像している以上に乗りやすいですから(笑)

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まとめ
以上、ホンダ VFR800Fに試乗した感想でした。
隼に乗っている私から見ると
・車体がコンパクト
・足つきが良好
・メガスポーツよりは押し引きがラク
・乗車姿勢もラク
・ミドルクラス相応の加速
・とても曲がりやすい
・ブレーキもよく効く
というバイクに見えました。
これだけを見ると「VFR800F = 誰でも乗れるバイク」に見えるかもしれませんね。

ですが、これは隼に乗っている私の感想です。
「押し引きがラク」と言いましたが、それもあくまで「日ごろから重いバイクに乗っている人間」の意見です。
思うに、VFR800Fって「乗る人によって評価が大きく違うバイク」なんですよ。
私は乗りやすいバイクだと感じましたが、あなたが試乗したら「まったく違う感想」を抱く可能性だってあるわけです。
もっとも、そんなことを言っちゃうと、どのバイクも大なり小なりそういうところはあるのですが、VFR800Fは特に評価が分かれるバイクだと思うんですよね。

それと、気になったのは価格です。
VFR800Fって、ミドルクラスのバイクにしては高価なんですよ。
正直な話、ミドルクラスのバイクが「150万円超えの価格」ってのはいかがなものかと思うんですよね。

VFR800Fが「乗りやすいバイク」であることは認めます。
ですが、VFR800F以外にも「乗りやすいバイク」は存在しますし、150万円以上のお金があればリッターバイクが買えるのも事実です。
さきほども言いましたが、ミドルクラスのバイクが「リッターバイク以上の価格」ってのは、いくら何でもやり過ぎだと思います。
もっとも、VFR800Fに限らず、最近のバイクはどれも高価なんですけどね。
結局のところ、「VFR800Fに価値を見い出せるか、否か」はあなた次第です。
それを見極めるためにも、実際にVFR800Fに試乗してみてください。
何度も言ってますが、実際に乗ってみないと何も分かりませんからね。
それでは、あなたにとって「最適のバイク」が見つかることを祈って。

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