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先月、2019年鈴鹿8耐に行ってきました。
鈴鹿8耐というとレースを連想する人も多いと思いますが、バイクの展示や試乗会といったイベントも開催されています。
かくいう私も試乗会に参加し、合計4種類のバイクに試乗しました。
今回は、その4種類の1つ「HUSQVARNA(ハスクバーナ) VITPILEN 401」に試乗した感想を書いてみました。
・バイク選びで迷っている人
・VITPILEN 401に興味がある人
の参考になれば幸いです。

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足つきは良くないけど・・
まず、お世辞にも足つきが良いとは言えません。
835mmもあるシート高に加え、シートの幅も若干広いため、人によっては「片足で支えるのがやっと・・」になるかもしれません。
こう言うと「VITPILEN 401 = 乗りづらそうなバイク」だと思う人もいるかもしれませんが、そこまで気にする必要はないでしょう。
なぜなら、車重が軽いので、片足さえ着けば楽々支えることができます。

ちなみに、VITPILEN 401の車重は155kgです。
これがどれだけ軽いかは、普通自動二輪の教習でホンダ CB400 SuperFour(重量:201kg)を押し引きしていた人ならよーく分かるのではないでしょうか。
まあ、かくいう私も、かつては普通自動二輪の教習でヒーヒー言いながらCB400を押し引きしていたのですけどね(苦笑)

ハンドルの位置は低いけど・・
また、VITPILEN 401はハンドルの位置が低いです。
ちなみに、VITPULEN 401はバーハンドルではなくセパレートハンドルです。

こう言うと、SS(スーパースポーツ)やメガスポーツのようなキツい前傾姿勢を想像するかもしれませんが、けっしてそんなことはありません。
ハンドルの幅が広いためか、そこまで気にせず運転することができます。
さすがにCB400をはじめとする「バーハンドルのバイク」ほどではありませんが、それでも運転中のライダーに掛かる負荷が軽いというのは単純にうれしいですね。
振動が大きいけど・・
VITPILEN 401は単気筒(シリンダーが1本)のバイクです。
多気筒のバイクと比較すると、単気筒のバイクは振動が大きいです。
また、排気量が大きくなればなるほど振動も大きくなります。

さて、400cc(厳密にいうと373ccですが)単気筒のVITPILEN 401はどうなのかというと、やっぱり振動が大きいです(笑)
私は日ごろから250cc単気筒のバイク(ヤマハ セロー250)に乗っているので振動には慣れているつもりですが、それでもVITPILEN 401の振動は大きいと感じます。
そういう理由からも、VITPILEN 401は長距離ツーリングには向かないでしょうね。
どちらかというと、長距離ツーリングよりも、峠の曲がりくねった道を軽快に走るのに適しているように思います。

もちろん、振動だけで判断したわけではありません。
さきほども言いましたが、VITPILEN 401は軽いです。
それゆえか、よく止まるし、よく曲がります。
ブレーキを掛ければ短い距離で止まるし、細いコーナーでもラクに曲がれます。
私も試乗会のコース(細いコーナーが多い)を走りましたが、ほとんど何もせずに走れました。
そうですね、あえて言うのであれば「コーナーの先に目を向ける」「コーナーに入る前に減速しておく」くらいでしょうか・・(笑)

ちなみに、加速は他の400ccクラスと同程度といったところです。
よっぽど乱暴にアクセルを操作しない限りは、他の中型と同じ感覚でアクセルを開けて走れます。
なので、日ごろから中型バイクに乗っている人であれば、すんなり乗れるのではないかと思います。
もちろん、400ccクラスも十分すぎるほど速いので、油断は禁物ですが。
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まとめ
以上、HUSQVARNA(ハスクバーナ) VITPILEN 401に試乗した感想を書いてみました。
大まかにまとめてみると
・足つきは良くないが、軽いため片足さえ着けばラクに支えられる
・ハンドルの位置は低いが、幅が広いので乗車姿勢は意外とラク
・振動が大きいので長距離乗るのはキツいかも
・よく止まる、よく曲がる
というバイクです。
これらの理由から、VITPILEN 401は
・長距離ツーリングに行く回数が少ない、または行かない
・ツーリングよりも、峠や山のクネクネした道を走るのが好き
という人には打ってつけのバイクだといえるでしょう。
「軽さは大きなメリットになる」というのは、バイクに乗る人なら誰もが知るところでしょう。
取り回しのしやすさはもちろんのこと、エンジン出力が同じなら車重が軽い方が加速は良いし、同じ制動力なら軽い方が短い距離で止まれるし、コーナーリングスピードも軽い方が速いです。
さらに言うと、燃費、タイヤやブレーキパッドの消耗などの金銭面でも軽い方が有利です。
しかも嬉しいことに(?)、VITPILEN 401にはパッセンジャーバー(持ち手)があるので、押し引きがさらにラクになることでしょう。
もっとも、車重がこれだけ軽く、峠や山を主に走るのでしたらパッセンジャーバーの出番はないかもしれませんが(笑)

ただ、必ずしも軽さが「絶対善」というわけでもなく、高速での安定性やクルージングでの心地よさではある程度の重さが「善」となることもあるので、それも踏まえたうえで今後のバイク選びの参考にしてみてくださいね。
それでは、この辺で。

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