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先月、2019年鈴鹿8耐の試乗会でKTM RC390に試乗しました。
KTMに限らず、海外メーカーのバイクに試乗できる機会は滅多にないため、「RC390ってどんなバイク?」と思っている人もいることでしょう。
そこで今回は、KTM RC390に試乗した感想を書いてみました。
・バイク選びで迷っている人
・KTM RC390に興味がある人
の参考になれば幸いです。

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軽い、とってもスリム
まず、RC390はとてもスリムです。
いくら単気筒とはいえ、400ccクラスのバイクとは思えないほどスリムです。
それゆえに、はじめてRC390にまたがった人は「細っ!」と思うのではないかと思います(笑)

あと、軽いです。
いくら単気筒とはいえ、「これホントに400ccクラスのバイクなの?」って思えるほど軽いです。
後で調べてみたところ、RC390の重量は147kgでした。
それは軽いはずですよね、なぜなら同じ400ccクラスのホンダ CB400 SuperFourよりも54kg軽いんですから(笑)
なので、普通自動二輪の教習で悪戦苦闘しながらCB400を押し引きしていた人でも(むしろ悪戦苦闘していた人だからこそ)、RC390をラクに押し引きできるのではないでしょうか。
なんだかんだで、軽さって大事ですからね。

すべてが平均点のバイク
RC390のシート高は820mmと、数字だけだと高いように見えますね。
ですが、シートが絞り込まれている(シートの幅が狭い)ためか、足つきはものすごく良いです。
乗車姿勢はどうなのかというと、たしかに前傾姿勢ではあるものの、そこまでキツさを感じません。
そうですね、「まあ、前傾になってるよねー」くらいでしょうか。

走り出してみると、たしかに400ccなみの加速はするものの、それでも「鋭すぎず、遅すぎず」ってところなので神経質になる必要もありません。
ブレーキの効きも「特別良い方じゃないけど、効きすぎるってこともない」といった感じです。
曲がりやすさも特別良いというわけではなく、「コーナーに入る前にしっかり減速しておけば曲がれるよね」といった感じですね。

こういうことを言うと「アンタ、そういうことばっかり言ってるじゃん」という声が聞こえてきそうですが、ホントにそうなんですよ。
なんというか、RC390は走りに関しては「すべてが平均的」なんです。
まさに「可もなく、不可もなく」を体現したようなバイクだというのが、RC390に対して私が抱いた印象です。
誤解なきよう言っておくと、けっしてRC390をバカにしているわけではなく、世の中に出回っているバイクはそれだけ尖ったモノが多いのと、それだけRC390が扱いやすいということです。
メーカーの公式サイトでは「あなたが田舎道にいようとサーキット上にいようと」と謳っていますが、これだけ扱いやすかったらホントに日常の足に最適ではないだろうか?と思ってしまいます。
走りに関してだけではなく、RC390は軽くてスリムなんですからね。

ちょっと気になったところ
ただ、個人的に気になったところもあります。
なんというか、メーター周りが手抜きなんですよね。
カウルをはじめとする外装だけではなく、メーター周りもそれなりに作りこんだ方がよかったのでは・・と個人的には思ったりします。
ひょっとしたら、コストの関係上仕方なかったのかもしれませんので一概には言えませんが。

それと、エンジンの音が「耕うん機」みたいだったのも少し気になりましたね。
どちらかというと私は「音はそんなに気にしない」という人間なのですが(やかましいサイレンサーは嫌いですが)、それでも加速するたびに「耕うん機」みたいな音がするのは・・っていうのが正直な感想ですね。
とはいえ、これも慣れればそんなに気にならなくなるのかもしれませんし、「耕うん機」みたいな音がするってのも私の主観です。
なので、エンジン音がどうこう言ったところで「それが何か?」って話なのかもしれませんね(苦笑)

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まとめ
以上、KTM RC390に試乗した感想でした。
まとめてみると、RC390は
・とても軽い
・とてもスリム
・足つきも良い
・走りは平均的
というバイクですね。
そうですね、一言で言うなら「見た目はレーシーだけど、日常の足にも向いているバイク」っていうのが率直な感想です。
日常の足としても使えるバイクって素晴しいんですよ。
通学・通勤や買い物はもちろんのこと、仕事が終わったあとにふらっと峠を走ったり、ちょっとした空き時間にその辺の道を走ったり、ツーリングに行ったり、その気になればサーキット走行をしたり・・といったことが1台でこなせちゃうんですから。

実は、こういうバイクって意外と少なく、世の中に出回っているバイクは(良くも悪くも)クセモノばっかりですからね。
そう考えると、RC390のようなバイクは希少なのかもしれませんし、あなたにも一度味わってみてほしいと思います。
もしあなたが「日常生活が楽しくなるようなバイクはないかな・・」とお考えなのであれば、RC390も候補に入れてもいいかもしれませんね。
それでは、この辺で。

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