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2017年 スズキファンRIDEフェスタ(2017年9月2日(土)三重県 鈴鹿ツインサーキットにて開催)で、スズキのリッターSS(スーパースポーツ) GSX-R1000Rに試乗しました。
GSX-R1000Rは、今年に新型化したGSX-R1000の上位互換バージョンとなるバイクです。
GSX-R1000を試乗した後に試乗したので、今回はGSX-R1000Rに試乗した感想とともに『GSX-R1000との違い』も書いていきます。
(GSX-R1000に試乗した感想は以下の記事に書きましたので、こちらも合わせてご覧下さい。)
・リッターSSに乗りたい人
・GSX-R1000Rに興味がある人
の参考になれば幸いです。
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もくじ
『1000R』というロゴがある

まずパッと見て気付いたこと。
『GSX-R1000R』には『1000R』というロゴがあります。

おそらく、パッと見で『GSX-R1000』と『GSX-R1000R』の違いが分かるようにするためでしょう。
フロントフォークが違う

これもパッと見で気付いたことですが、フロントフォークに『サブタンク加圧部』と『減衰力発生機構』が付いています。

付いているというより、フロントフォーク自体が『GSX-R1000』とは違うものになっています。
(SHOWAというメーカーの『BFF(Balance Free Front Fork)』というものだそうです。)
『サブタンク加圧部』と『減衰力発生機構』によりフロントフォーク内部の油圧を調整し、「接地感」「安定性」「乗り心地」を向上させることができるそうです。
ただ、この効果を得られるのは、レースのように『タイヤにかなりの荷重を掛けて走る状況』であり、普通に走っているときはその効果をあまり感じ取れないでしょう。
ちなみに、『GSX-R1000R』でコースを走ったときも『GSX-R1000』との違いが感じ取れませんでした。
(試乗会は『1列走行』『追い越し禁止』『安全運転厳守』の制約付き。)
ショックアブソーバーが違う


ショックアブソーバーも『GSX-R1000』とは違うものになっています。
(これもSHOWAというメーカーの『BFRC(Balance Free Rear Cushion)』というものだそうです。)
ショックアブソーバー・・バイクの振動を減衰する(少しづつ減少させる)装置
油圧を調整することにより、『乗り心地』『安定性』を向上させることができるものだそうです。(かなり大まかに言っています。)
ただ、その効果を得られるのは『タイヤにかなりの荷重を掛けて走る状況(レース等)』なので、普通に走る分には効果は実感できないでしょう。
ローンチコントロールが付いている
かなり大まかに言うと、ローンチコントロールとは『レースにおけるスタート時に滑らかにスタートできるようにするシステム』のことです。
これにより、スタート時に前輪が浮くのを防げます。
ただ、レース時のスタートを想定したものなので普通に走る分には必要ないような気がしますね・・。
サーキット走行が主体の場合は別ですが。
クイックシフターが付いている
クイックシフターとは『ライダーがクラッチ・スロットル操作をせずに、シフトアップ・シフトダウンが可能なシステム』のことです。
これにより、『アクセルを閉じる』『クラッチを切る』をせずにギアを上げたり下げたりすることができます。
最近のバイク(特にリッタークラス(排気量1000cc以上)のバイク)に普及し始めているシステムです。
(私が2017年鈴鹿8耐の試乗会で試乗した『DUCATI_MONSTER 1200 S』にも採用されていました。)

GSX-R1000同様の文句の無い出来

・非常にコンパクト
・軽い
・乗車姿勢が楽
・(前の型より)加速が穏やか
・よく曲がる
と非常に乗りやすいです。
先に試乗した『GSX-R1000』同様の文句の無い出来です。
・フロントブレーキが非常に強力
・シート高が高い
という短所もありますが、上記の長所がそれらを相殺しています。

ただ、試乗コースを走っている分には『GSX-R1000』と変わらず、『GSX-R1000R』に付いている「フロントフォーク」「リアサスペンション」「ローンチコントロール」の効果は実感できませんでした。
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普通に走る分には過剰な装備

『GSX-R1000R』に付いている装備はとても豪華です。
ですが、普通に走る分には過剰な装備だと思います。
レース走行をするのであればいいのですが、普通に走る分には必要ないです。
レース走行をしないのであれば『GSX-R1000』で十分です。
ただ、
「主にサーキットを走る」
「GSX-R1000じゃ満足できない」
という方には『GSX-R1000R』がいいでしょう。
それに、他メーカーのSS(スーパースポーツ)よりも良心的な価格設定ですし、なにより試乗する機会がありますから。(他メーカーのSSは価格設定が非常に高く、試乗すらできない・・。)
もし気になるのであれば試乗してみてくださいね。
それでは。
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