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第34回大阪モーターサイクルショー2018で催された試乗会に参加してきました。

試乗会にて、ヤマハ MT-03に試乗しましたので感想を書きました。ぜひご一読を。
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スリム・軽い・足つきが良い
まず、MT-03の特徴を挙げるとすれば「スリム」なことです。
最近の中型バイクはほとんどがそうなのですが、特に顕著なのがヤマハのMT-03(及び25)です。
(もちろん、YZF-03(及び25)も。)
おそらく、初めてMT-03を見た人はビックリすることでしょう。あまりにもスリムで。

車重は(おどろくほど)軽いです。
中型バイクの中でもトップクラスの軽さなのではないでしょうか。
後でMT-03のスペックを調べてみたところ、車重は166(kg)でした。
それは軽い筈ですよね、セロー250と36(kg)しか変わらないんですから。
※セロー250・・ヤマハの250ccのオフロードバイク(車重:130(kg))

足つきも良好です。
シート高が低く(780mm)、車体がスリムなので、安心して足を下ろせます。
また、車重が軽いため、重量物を取り扱っているような不安を感じることもありません。
「249cc+71cc」で発進と加速に余裕が生まれる
以前、私はMT-25の大元のバイク(YZF-R25)に試乗したことがあります。

だから、MT-03に試乗したときは驚きました。
発進と加速がYZF-R25と全然違うのですから。

まず、クラッチを繋いで発進するとき、YZF-R25よりも軽やかに発進できます。
次に、直線でアクセルを開けたとき、YZF-R25よりも加速が速いです。
「249cc+71cc」により、発進と加速に余裕が生まれています。
+71ccの差は非常に大きかったのです・・。
曲がりやすい、とにかく曲がりやすい
今回、MT-03に試乗して一番感心したのがこれです。
曲がりやすいです。
とにかく曲がりやすいです。
曲がりたい方向に顔を向けてアクセルを開けるだけでコーナーを曲がれます。

そんなに速度が出ていないというのもあるのでしょうが、それでもこの曲がりやすさは特筆に値します。
(少なくとも、MT-03の前に試乗した「スズキ GSX-R125」「カワサキ Z900RS」と比べると遥かに曲がりやすいです。)
コーナー進入前に十分減速しておけば、難なく曲がることができる筈です。

また、ブレーキも普通に効きます。
余裕を持ってブレーキを掛ければ、減速・停車に四苦八苦することもありません。
メーターが安っぽい・・かな?
MT-03は非常に優秀なバイクです。
走行性能・デザインともに非の打ちどころがありません。
強いて言えば、メーターが(今のバイクにしては)安っぽいことくらいではないでしょうか。
以前、YZF-R25に試乗したときも思ったのですが、走行性能を重視した結果、メーターは手抜きになってしまったのかもしれません。

とはいえ、情報(速度、エンジンの回転数等)が読み取れないわけではありませんし、何より走っていれば気になりません。(というか、運転中は前を見ましょう!)
あくまで見た目の問題ですから、そこまで気にすることではないと思います。
どうしても気になるなら、社外品に交換するという手もありますが。
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MT-03(及びYZF-R3)1台ですべてをこなせる
以上、ヤマハのMT-03に試乗した感想を書きました。
先程も言いましたが、このバイク、非常に優秀です。
ツーリングやワインディングはもちろん、街乗り・通学および通勤・お散歩も難なくこなせるでしょう(ただし、2気筒故の振動があるため、長距離・長時間ツーリングはきついかもしれませんが)。

ただ、「長距離または長時間乗ることが少ない」「大型バイクのような加速を求めない」のであれば、MT-03(及びYZF-R3)1台ですべてをこなせるのではないでしょうか。
流石にオフロード走行は厳しいかもしれませんが、オフロード走行をしないのであれば問題ありませんからね。
(さらに言えば、オフロードイベントでは「オフロードバイクのレンタル」を承っている場合があるので、そのときにレンタルすればいいだけの話です。)

街中の移動も難なくこなせて、ツーリング・ワインディングもできる。
実は、MT-03(及びYZF-R3)って、超高性能バイクだったりするんですね(むしろ、曲がりくねった道では、大型バイクよりも速いかもしれません)。
これは隠れた名車になりそうな予感・・。

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