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2019年11月上旬、奈良県へツーリングに行ってきました。
奈良県といえば「柿」や「奈良漬け」といった食べ物のほかにも、「奈良公園」および「鹿」で有名であることから、関西方面へツーリングに行くときの候補として挙げる人もいるのではないかと思います。
そこで今回は、秋の奈良県ツーリングから学んだことを書いてみました。
・関西方面に行ってみたい人
・奈良県にツーリングに行こうと思っている人
の参考になれば幸いです。
ぜひ読んでみてくださいね。
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山道が多い
日本地図で奈良県を見てみると分かるのですが、奈良県は山に囲まれています。
そのせいか、奈良県の名所に行くときは山道を通ることになります。

秋の山道を走るときの注意点
さて、山道を走るときですが、いくつか注意すべきことがあります。
まず、山道はクネクネと曲がりくねっています。
それに加えて、道幅が狭くなっている箇所があります。
中には「クルマ1台がなんとか通れる」ほどの箇所もあるため、常に「二歩先」を見る必要があるわけですね。

これだけだったらまだマシなのですが、秋の山道にはさらに厄介なモノがあります。
落ち葉です。秋の山道は「濡れた落ち葉」が散乱しています。
あなたもご存じの通り、濡れた落ち葉を踏むとタイヤが滑ります。
さきほども言いましたが、常に「二歩先」を見て「この先には、どんな危険が潜んでいるか?」を予測しながら走る必要があるわけです。
もっとも、これはどんな場所を走るときも同じなんですけどね。

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針テラスは意外と遠い
奈良県の道の駅といえば「針テラス」が有名です。
奈良県をはじめとする関西圏に住むライダーはもちろんのこと、その他の地域に住んでいる人でも名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。

さて、地図を見てみると「針テラス」は意外と簡単に見つかります。
関西圏外から来た人の中には、奈良市に宿泊する人もいると思います。
特にそういう人は「なんだ、意外と近い場所にあるじゃん」とか「ふーん、とにかく369号線をまっすぐ進めばいいのねー」と思うのではないでしょうか。
まあ、地図を見る限りだと、そんなに離れていないように見えますよね。

ですが、実際に走ってみると、奈良市中心部から「針テラス」までは意外と距離があることが分かります。
変に道が曲がりくねっていたり、あちらこちらに分岐点があるので、特にはじめて369号線を走った人は不安になるのではないかと思います。
まあ、周りが森に囲まれ、どこを走っても同じような風景だったら「本当にこの道で合ってるのかな・・?」と思うのも無理はないかもしれませんね(笑)
針テラスはとにかく広い
で、なんやかんやで針テラスに到着すると、おそらくあなたも驚くのではないでしょうか。
広いんです。とにかく広いんです。
バイクや乗用車は言うに及ばず、大型トラックでも余裕で停まれるほど広いです。
というわけで、バイクで来ても「停める場所」には困りません。ぜひご安心を(笑)

針テラス敷地内には、色んなお店があります。
売店や情報館だけでなく、コンビニや多彩な飲食店もあるので、食事にはまず困らないでしょう。




また、天然温泉「はり温泉らんど」もありますので、「眠くて疲れてどうしようもないとき」は温泉に入ってスッキリすることもできます。
※2019年11月時点では、「はり温泉らんど」はリニューアル工事に伴い、営業を一時休止しています。オープンは2020年2月頃予定です。
公式サイト:はり温泉らんど
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奈良公園の前を通るときは「鹿飛び出し注意」
「針テラス」に向かう人の中には、奈良公園の前を通る人もいることでしょう。
特に奈良市に宿泊する場合だと、奈良公園前の道路(369号線)を通った方が分かりやすいですからね。
もし、奈良公園の前を通るのであれば鹿の飛び出しに注意してください。

「鹿飛び出し注意」の標識を見ると「いやいや、冗談でしょ(笑)」と思う人がいるかもしれません。
ですが、冗談でもなんでもなく、奈良公園にいる鹿はフツーに道路にも姿を現します。

とはいえ、人間の子供のように走って飛び出してくるわけではありません(少なくとも私は見ていない)ので、いつも通り「かもしれない運転」をしていれば対処できるでしょう。
もっともそれ以前に、ただでさえクルマや歩行者が多い道を、ロクに確認もせずに走るってどうなのよ?って話なんですけどね。

というわけで、奈良公園の前を通るときも「二歩先」を見ることが大事になってくるわけです。
奈良県に限らず、どこを走るときも『公道こそ、もっとも危険な場所である』という意識を、けっして忘れないでくださいね。

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奈良ツーリングは奈良市を拠点にするべき
ツーリングの計画の立て方は人それぞれだと思いますが、私から一つ提案があります。
奈良県ツーリングの拠点は、奈良市にすることをおすすめします。
奈良市は交通インフラが整備されており、『奈良バイパス(24号線)経由 → 高速道路』で奈良県(または関西の)各所へ行ったりするのに便利です。
また、JRや近鉄といった駅もあるため、手ぶらで関西圏の地域に行くことも可能です。

たとえば、神戸のカワサキワールドに行くこともできますし、その気になれば大阪のモトクロスコースに行くことだって可能です。
もっとも、奈良ツーリングに来ているのに大阪のモトクロスコースに行く人なんて、そうそういないと思いますが、まあ、あくまで参考程度に聞いていただければと(笑)


こう言うと「あの、オレ(ワタシ)はツーリングするために来たんだけど・・」という声が聞こえてきそうですね。
たしかに、「バイクで走りに来たのに、散策とはこれ如何に」というのも分かります。
ですが、バイクではなく、自分の足で歩くことではじめて気づくことだってあります。

さきほど取り上げた奈良公園にしたって、「バイクの視点」と「歩行者の視点」では、見えているモノが大きく違います。
奈良公園の鹿だって、「なんで鹿が道路を渡れるのか?」「普段はどこにいるのか?」「そもそも、なんで奈良公園には鹿がいるのか?」といったことが分かれば、バイクに乗っているだけでは見えなかったことも見えて、旅がより一層面白くなります。

バイク「だけ」を追求するのも悪くはありませんが、たまには他のモノも見てみませんか?
バイク「だけ」ではなく、色んなことが分かった方が旅を楽しめますよ?
まあ、これはあくまで私個人の意見なので、けっして無理強いはしませんが。

公式サイト:Honda Dream 奈良
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まとめ
以上、2019年11月上旬の奈良県ツーリングから学んだことを書いてみました。
実際に訪れてみると分かるのですが、奈良県はバイクで走れる道が多いだけではなく、他にも数多の名所(観光名所だけではない)があることに気づきます。

当たり前の話かもしれませんが、私たちが今日も便利に生活したり、バイクであちこち走ったりすることができるのは、道路をはじめとする便利なモノがあるからです。
また、その便利なモノたちは、先人たち、すなわち「過去の日本国民」の投資の蓄積によりこの世に存在しています(誰も株式やFXの話なんかしていません)。
つまり、「過去の日本国民」から引き継がれた財産があるからこそ、今日の私たち「現在の日本国民」の生活があるわけです。
まあ、当たり前といえば当たり前の話ですね。

それゆえに、今日の私たち「現在の日本国民」も、ただただ漫然と日々を過ごすのではなく『「未来の日本国民」に対して、自分は何ができるか?』を考える必要があります。
私はけっして、好きなことを追求する生き方を否定しているわけではありません。
ですが、好きなこと「だけ」を追求し、「現在の日本国民」および「未来の日本国民」のことを何一つ考えないのは如何なものかと思うんです。
今の日本(というか世界)は「今だけ、カネだけ、自分だけ」という実に情けない考えが蔓延していますが、過去の日本国民から引き継いだ財産を享受しているにもかかわらず、それってどうなのよ?って話ですよね。

そうならないためにも、他人の言っていることを鵜呑みにせず、まずは「自分の足」で色んな場所に行き、「自分の目」で色んなモノを見て、分からないことがあったら「自分で」調べて、「自分の頭で」考える必要があると思うんです。
キッカケはなんだっていいんですよ。
そうですね、たとえば、奈良公園で鹿せんべいを買ったとしましょうか。

そしたら「鹿せんべいって、何でできてるんだろう?」を調べてみてもいいですね。
他にも「そういえば、消費税が上がったけど、本当は何が理由なんだろう?」「そもそも、消費税って何のためにあるんだろう?」といったことを調べてみてもいいわけです。
少なくとも、何も考えず、ロクに調べず、ただただ漫然と日々を過ごすよりは遥にマシになるはずです。

2019年10月に消費税が上がりましたが、まずはそれから調べてみませんか?
まあ、さすがにあなたは「国債 = 国の借金」とか「国の借金で破綻する!だから消費増税が必要なんだ!」を鵜呑みにしていないと思いますが。
さて、国債発行の上限がインフレ率、供給能力であるという「事実」を説明すると、今度は「ならば、デフレの日本は税金を取る必要がないではないか!無税国家日本の誕生だ!」などと揶揄し、筆者やMMTの主張の「胡散臭さ」を強調することで、主張を貶めようとする連中が出現する。
この手の連中は、そもそも「税金」について理解していない。そもそも税金の役割とは、別に政府の支出の「財源」というわけではないのだ。
税金の役割は、主に三つある。
一つ目は、埋め込まれた景気の安定化装置(ビルトイン・スタピライザー)としての機能。好景気の時期には徴税を増やし、可処分所得を減らすことで景気を鎮静化させる。逆に、不景気の時期には徴税を減らし、可処分所得を増やすことで景気を回復させる。
二つ目は、格差縮小を目的とした所得再分配。高所得者層から税金を徴収し、低所得者層あるいは「国民」向けの公共サービスに支出することで、格差を是正し、国内を安定化させるのだ。国内の所得格差が縮小し、社会が安定化すると、高所得者も「安心して暮らせる」という形でメリットを享受できる。
そして、三つ目が、国内で特定通貨(日本ならば日本円)の流通を強制すること。すなわち、租税貨幣論である。
税金には「ビルトイン・スタピライザー」「所得再分配」「租税貨幣論」と、主に三つの役割がある。
ちなみに、他にも例えば、「国内企業の二酸化炭素排出を減らすため、炭素税を課す」「ガソリン車を減らすため、エコカーに減税する」など、政策的な意義もある。
デフレが継続し、財源として徴税する必要がなかったとしても、景気を安定化させ、さらに格差を縮小するためにも税金は必要だ。
つまりは、日本は無税国家に「なるべきではない」という結論になる。
MMTという黒船の襲来は、日本国民に「財政」「国債」「供給能力」「税金」といった国家の基本概念について、改めて学ぶ機会を与えてくれた。
この機会を逃さず、財政破綻論を打破することさえ果たせれば、我が国には繁栄の未来が待ち受けている。逆に、財政破綻論に基づく緊縮財政が継続すると、我が国の未来は衰退国確定だ。
(国民を豊かにする令和の政策大転換 122~124ページより)
それでは、この辺で。
あなたも実際に奈良県へ訪れ、バイクで走りつつも「自分の目」で各所を見てみてくださいね。

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