Sponsored Link
2019年10月下旬、和歌山県へ行ってきました。
和歌山県は「有田みかん」や「紀州梅」をはじめとする農産物や、「マグロ」や「イセエビ」をはじめとする海産物で有名な県です。

今回は、その和歌山県にツーリングに行ってきましたので、そこから学んだことを書きました。
「関西方面に行ってみたい人」「和歌山県にツーリングに行こうと思っている人」の参考になれば幸いです。ぜひ、ご一読を。
Sponsored Link
山と海の両方を満喫できる
和歌山県は海に面した場所にあります。
そのためか、「和歌山県 = 海沿いの道が多い」と連想する人もいるかもしれません。

たしかに、海沿いの道が多いのは事実です。
ですが、実は山の中にも道が多いのです。

しかも、海と山がそんなに離れていないので、気まぐれで「海沿いを走ろうと思っていたけど、やっぱり山の中走ろうかな」とか「山の中走ったら、ちょっと海沿いも走ってくるかな」ができちゃうわけです。
これも、海と山がそんなに離れていないからこそ可能なことですね。

余談ですが、私の住んでいる地域は海と山が離れているうえに、途中で交通量の多いバイパスを通らないといけないため、気まぐれで行き先(海沿い、山の中)を変えづらいんですよ。
だからなのか、高野龍神スカイラインや424号線(山の中)を走った直後に42号線(海沿い)を走ったときは、ある種の感動(?)を覚えたものです。
なんだかんだで、途中で「交通量の多い道路」を通るのってなるべく避けたいんですよね。





Sponsored Link
山の中を走るときの注意点
和歌山ツーリングに行く人の中には、山の中にある道路「高野龍神スカイライン」を目指して走る人も少なからずいると思います。
ですが、山の中を走るときは注意が必要です。
道中の道(480、370号線)は道幅が細く、曲がりくねっています。
さらに、急こう配が多く、観光バスや大型トラックも頻繁に往来します。
それゆえに、いつも以上に「二歩先」を見て「どんな危険が潜んでいるか?」を意識する必要があります。
もっとも、480号線や370号線を通らなければ済む話なのかもしれませんが。






また、秋は濡れた落ち葉が散乱しています。
あなたもご存じの通り、濡れた落ち葉を踏んだらタイヤが滑りますので、見つけたら迷わず避けてください。
もっとも、好んで踏む人なんていないと思いますが。
Sponsored Link
クネクネした道が多い
和歌山県の道(山の中、海沿いの両方)は曲がりくねっています。
一言で言うと、とにかく「カーブが多い」んです。
それも緩やかなカーブではなく、どちらかというと急なカーブが多いような気がします。
しかもそれが連続しているものですから、「カーブが多い道はちょっと・・」という人は苦戦するかもしれません。

逆に、「とにかくカーブを曲がるのが好きなんだ!」って人にとっては面白い道です。
かくいう私も曲がりくねった道を走るのが好きなので、ただ走っているだけでも楽しめましたが。

山の中・海沿いともにクネクネした道が多いのですが、個人的には海沿いの道の方がクネクネしているような気がします。
なので、カーブを走るのが好きな人は、海沿いを主に走るといいかもしれませんね。







公式サイト:すさみ町立エビとカニの水族館
Sponsored Link
給油・帰宅はお早めに
実際に走ってみると分かるのですが、和歌山県は結構広いです。
限られた場所を走るだけならまだしも、ずーっと海沿いの道を走るだけでもそれなりの距離があります。
そうなると心配になってくるのが燃料、つまりガソリンです。

人口が多い地域は24時間営業のセルフスタンドがありますので、深夜や早朝だろうと給油することができます。
ですが、南の方へ行くにつれてスタンドが少なくなり、あったとしてもガソリンスタンドは早めに閉まってしまいます。
燃料の残量にまだ余裕があったとしても、給油は早めに(少なくとも夕方までには)済ませておきましょう。
燃料が残り少なくなってきたのに、周りのスタンドはすべて閉まっており、とうとうガス欠を起こしてしまった・・なんてことになったら目も当てられませんからね。

あと、宿および自宅へは、早めに帰還することをおすすめします。
和歌山県は、お世辞にも交通インフラの整備が行き届いているとはいえません。
高速道路はあるのですが、途中(すさみ南)で止まっているため、すさみよりも南下した場合は下道を走って帰還するしかありません。
もっとも、その辺の宿に宿泊するのであれば話は別ですが。

辺りが明るいのであれば、そこまで心配することもないでしょう。
ですが、秋になると日が沈むのも早くなります。
5時までならまだ明るいのですが、6時以降になると辺りは真っ暗になります。

ただでさえ不慣れな道(しかもクネクネ曲がりくねっている)を、視界が悪い夕方~夜に走るのはおすすめできません。
夕方になったら「まだまだ走りたいんだ!」と思う気持ちをグッとこらえ、大人しく帰還しましょう。
まだまだ走り続けたい気持ちはよく分かりますが、事故ってしまったらそれこそ本末転倒ですからね。
もっとも、和歌山県の交通インフラの整備が行き届いていれば話は別なんですよ。
高速道路をはじめとする交通インフラが整備されているなら、仮に夕方になったとしても「いざというとき高速」ができます。
ところが、実際は全然整備されてないわけです。
本来なら、早急に交通インフラ(および防災インフラ)を整備しないとマズいのですが、それにもかかわらず、地元には「観光で〇〇〇を元気に!」といったスローガンを掲げたポスターがあるという有り様です(2019年10月時点)。
観光客を優遇するのもいいのですが、その前に(地域住民のためにも)交通インフラを整備するべきではないでしょうか。
しかも、挙句の果てには「地方経済を再生するには、インバウンドしかない!」とか「IR(統合型リゾート)で地方経済活性化!」といったことを主張している人たちがいるものですから、思わず「いやいや、その前にすることがあるでしょう!」と言いたくなっちゃうんですよ。なんというかもう、ホントに「何の冗談だ?」って話ですが。

別に外国人が観光に来ること自体を否定しているわけではありませんし、地方経済を「観光」で盛り上げようとするのもいいでしょう。
ですが、地域住民、および日本国民を蔑ろにして外国人観光客ばかりを優遇するのはいかがなものかと思うんですよ。
むしろ、本気で地方経済を「観光」で盛り上げたいのでしたら、まずは交通インフラを整備し、日本国民の所得を引き上げ、「国民が観光に行ける環境」を構築するのが先ではないでしょうか。
それとも、何かインバウンドやIRにこだわる特別な理由でもあるのでしょうか。
もっとも、これは和歌山県に限った話ではないのかもしれませんが。
首相官邸ホームページ:諸外国におけるIRについて
シティグループのシミュレーションでは、カジノ全体の年間収入は150億ドル(約1.5兆円)。安倍総理の言う通り、もし日本に遊びに来た外国人客がこれだけの外貨を落としてくれたら、かなりの税収になるだろう。
だがその内訳をみると、外国人客2割、残り8割は全て日本人客になっている。シティグループは日本でパチンコ客が1年間に失う平均金額23万円を根拠に、この数字を出しているのだ。
パチンコ天国のここ日本で、パチンコ客の負け分を元に、カジノ収入の皮算用をするアメリカの投資銀行。
それはつまり、今までパチンコ運営業者に流れていた日本人客の負け分を、今度はカジノを通して外資が頂くという計画に他ならない。
どちらにしても、吸い上げられるのは、私たち日本人の富なのだ。
(日本が売られる 175ページ)
Sponsored Link
まとめ
以上、2019年10月下旬の和歌山ツーリングから学んだことを書いてみました。
さきほども言いましたが、和歌山県はクネクネと曲がりくねった道がホントに多いです。
コーナーが多い道を走り慣れている人ならまだしも、そうでない人は少々苦戦するかもしれません。
特に「長い間バイクに乗っていない‥」「コーナーが多い道は苦手‥」という人は、ツーリングに行く前に、地元の峠を走ったり、可能であればオフロードやジムカーナをすることでリハビリしておくと、実際に走ったときの不安が軽減されるでしょう。

たまに「オレ(ワタシ)はツーリング派だから」という理由で、そういったことを避ける人がいます。
ですが、あなたもご存じの通り、公道は「ラクに走れる道」ばかりだとは限りません。
パッと見では「曲がりやすいコーナー」に見えたけど、実は(途中で)曲率が変わっているコーナーだった・・なんてことはザラにあるわけです(冗談でもなんでもなく、本当にそういう道が日本各地にあります)。
そう考えると、少しでも「コーナーに慣れておく」ことも大事なのではないでしょうか。

さきほども言いましたが、地元の峠を走っておくだけでも十分練習になります。
それをやっておくだけでも、少なくとも「何もしない」よりはマシだと思うんですよね。
もっとも、それ以上に大事なのは「焦らない、無理しない、二歩先を見る」ですが。
それでは、この辺で。
ぜひあなたも、地図を見ながら和歌山ツーリングに思いを馳せ、実際に和歌山県を走ってみてくださいね。

Sponsored Link