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自動二輪免許があれば、公道でバイクに乗ることができます。
なので、免許さえ取得できれば安全に走ることができる・・・かというと、残念なことにそうとは限りません。
たしかに、免許さえあれば公道を走ることはできます。
ですが、免許を持っているだけで安全に走れるわけではありませんし、中には公道でバイクに乗ったら危ない人もいますから。

そこで今回は、公道でバイクに乗ったら危ない人の特徴をまとめてみました。
・これからバイクに乗ろうと思っている人
・現在、教習所で自動二輪の教習を受けている人
・長い間バイクから離れていたけど、久しぶりにバイクに乗ろうと思っている人
・「自分は絶対に大丈夫!」という自信に満ちあふれている人
の参考になればと思います。
公道を走る以上、「自分さえ良ければ他人なんてどうでもいい」なんてのはもっての外です。
それさえ忘れなければ、あなたもバイク生活を満喫することができるでしょう。
もっとも、依然としてあちこちに「危ない人」がいますので、のほほーんと公道を走るなんて夢のまた夢なのでしょうけど。
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面倒ごとからの逃げ癖がある
免許があれば公道を走ることができます。
ですが、バイクをはじめとする乗り物は「乗ったら乗りっぱなし」というわけにはいきません。
バイクの部品は使っているうちに消耗しますし、乗っていれば傷みます。
それゆえに部品は(必要であれば)交換しなければいけませんし、それを判断するためにも「どこかに異常はないかな?」を定期的に見ておく(つまり、点検する)必要があるわけです。
簡単に言うのであれば「消耗、または壊れている部品は交換しましょう」ってことですね。

こう言うと「えー、面倒くさいからヤダー」という人がいます。
ですが、消耗、または壊れている部品をそのままにしていると、次第にバイクはまともに走らなくなりますし、ヘタしたらそれが原因で事故が起こるおそれもあります。
そう考えると「点検も整備もしないで公道を走る」ことがどれだけ恐ろしいことなのかは、少なくとも良識のある人であれば誰でも分かるはずです。
もしノーメンテナンスで走っている人、またはそれをそのまま放置している人がいたら「部品の交換時期が来ていることに気付いていない人か、事故を軽視している危ない人なんだろうな」とでも思いながら、そっと距離を置いた方がよろしいかと思います。
ヘタしたら巻き込まれますから。いや、本当に。



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自制心・良識がない
当たり前の話かもしれませんが、公道は公共の場所です。
あなた以外の人もバイクやクルマに乗っているし、自転車や歩行者もいます。
それゆえに自分だけではなく、他人も事故に巻き込まないように配慮する必要もあるわけです。

こう言うと、あなたは「そんなもん当たり前だろ」と思うかもしれません。
ところが恐ろしいことに、世の中には「どうしても速く走らないと気が済まないんだ!」「どんな手を使っても(主にネットで)自己顕示欲を満たしたいんだ!」という人がいます。
公道をトンデモない速さで走るのが危ないのは言うに及ばず、転倒して部品やエンジンオイルを路上にぶちまけているにも関わらず(写真や動画を撮って)意気揚々とネット上に投稿するなんて言語道断ですし、それこそ写真や動画を撮っている余裕があったら部品やエンジンオイルを処理するのが先です。
他にも「バイクで入ってはいけない場所にバイクで侵入する」「夜中に道の駅に集合して空ふかししたり大騒ぎする」といった事例がありますが、いずれにしても良識がある人なら絶対しないことですよね。
「良い子のブリッ子をしろ」なんて言うわけではありませんが、公道という名の社会を走る(走らせてもらう)のですから最低限の自制心と良識は必要ですよね?って話です。
もっとも、あなたにとっては釈迦に説法かもしれませんが。おそらくは。

まわりの人たちから白い目の集中攻撃を受けるようなことをすれば、キミにごく近いところ、たとえば学校や家庭、住んでいるアパート、隣の住人といったところを通して、キミに圧力がかかってくるだろう。それは当然のことだ。
立場を変えてみるといい。キミの家の出入口にピッタリと寄せて、どこかのクルマが駐車してあったとする。
すぐにバイクで出かけるつもりだったのに、出られない。「とんでもないヤツだ!駐車違反しやがって」と頭にくるだろう。
あるいは、朝の5時に、寝室の外でクルマがウォームアップしたらどうだ?そして、そんなことが毎日続いたら、ガマンできるか?
なにも、家の近所でのことに限らない。遠く離れたツーリング先で、狭い路地を全速力でカッ飛んだら、「だからバイク乗りは危ないんだ」なんて言われる。それはキミ個人にではなく、ライダー全体への感情なんだが、まわりまわって、対個人よりももっと大きな社会的圧力になって、キミのところに返ってくる。走る場所がなくなっていく。
(ライディング事始め 10ページより)
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基本的に「自分さえ良ければ」である
って、ここまでクドクドと「点検整備しましょう」「他人や周囲に配慮しましょう」と言ってきましたが、どれもこれも当たり前のことばかりですし、それこそ「なんでそんなことをする必要があるのか?」が分かっていれば自ずと(変に意識しなくても)実行に移すことでしょう。
ところが世の中には「自分さえ良ければ他人なんてどうでもいい」と思っている人が存在し、残念なことにバイク乗りにもそういう危ない人がいます。

さきほども言いましたが、公道は社会ですし、そもそもライダーは「特別に許可をもらって、公道を走らせてもらっている」に過ぎません(自動車運転免許って、本当はこういうモノなのです)。
それにもかかわらず「自分さえ良ければ」を貫き続けていたら、そのうち社会から「これだからバイク乗りは・・」なんて言われますし、ヘタしたら走る場所がなくなってしまうかもしれません。それはイヤですよね。

結局のところ、アウトローを気取ったところで所詮は「走らせてもらっている存在」に過ぎませんし、「好む・好まない」にかかわらずあなたは社会の一員です。
今後もバイクで公道を走りたいのであれば、「自分さえ良ければ」ではなく「自分も他人も傷つけない、周囲に迷惑を掛けない」を考えましょう、って話です(ってこれだけクドクド言い続けてもいるんでしょうね、「自分さえ良ければ他は知ったこっちゃねぇ」って人が。そういう人に関しては、誰もいない私有地を走るか、またはバイクを床の間にでも飾っていただければ、と思います)。

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まとめ
以上、公道をバイクで走るうえで当たり前のことをまとめました。
何やら小難しいことを言い続けてきたので「公道を走るには、一体どんな大変なことをしないといけないんだろう・・」と尻込みする人もいるかもしれません。
ですが、実際には難しいことは何一つなく、「定期的に点検整備する」「周りに迷惑を掛けない」さえ守っていれば問題ありませんし、それこそ良識のあるあなたなら(意識しなくても)日ごろから実践していることばかりだと思います。おそらくは。

もっと具体的に言うのであれば、
・こまめに点検する
・異常を発見したら整備する(部品を交換する)
・点検整備で分からないことがあったらバイク屋さんに相談してみる(可能であれば自分で整備する)
・ネットの情報だけではなく、バイクの専門書も読んでみる
・可能であれば運動して体力作りをする
・他のバイクやクルマは「こっちを見ていない」と心得る
・任意保険は必ず加入する(対人・対物だけではなく、可能であれば弁護士特約も)
・常に「二歩先」を見る
・焦らない、無理しない
ができれば御の字です。
実際にやってみればそんなに難しいことはありませんので、できることから一つづつやってみましょう。
それでは、この辺で。
あなたが公道を走るようになってからも、バイクと身体を壊さず、事故らず、怪我せず、ずーっとバイク生活を満喫できますように。

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