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バイクの複数台持ち。
おそらく、ライダーなら誰もが一度は考えたことがあるでしょう。
あなたもご存知の通り、世の中には多種多様なバイクが存在します。
色んなバイクに乗ることで、あるいは色んな場所を走ることで新しい知見を得たり、今までとは違った観点から物事を捉えることができるようになります。
他にも「眺めて楽しめるから」「バイクが好きで好きでたまらないから」という人もいますが、そういった理由からなのか、2台以上のバイクを所有する人ってのは意外といたりします。
ひょっとしたら、あなたも既にその一人なのかもしれませんが。
かくいう私もバイクを2台所有しており、バイク2台所有を始めてから8年が経過しました。
そこで今回は、バイクを2台所有してみて分かったことを書きました。
「バイクの複数台(2台以上)持ちを考えている人」「色んなバイクに乗ってみたい人」の参考になれば幸いです。ぜひご一読を。
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用途別に使い分けができる
最初の方でも触れましたが、世の中には多種多様なバイクが存在します。
バイクそれぞれに特徴があり、それがバイクの面白いところでもあります。
ですが、すべてを完璧にこなせるバイクは存在しません。
当たり前の話かもしれませんが、バイクによって「得意なこと」があれば「不得意なこと」もありますから。
そこで、用途別にバイクを用意しておくことで様々な場面で快適に使えます。
例えば、【メガスポーツ+スクーター】の組み合わせなら、
【メガスポーツ】→ ツーリング、峠を走る、サーキットを走る
【スクーター】→ 日常の移動手段(通学・通勤・買い物・散歩)
といった使い分けができます。
また、【スーパースポーツ+オフロードバイク】の組み合わせなら
【スーパースポーツ】→ ツーリング、峠を走る、サーキットを走る
【オフロードバイク】→ オフロード走行、日常の移動手段
という使い分けができます。
これらはあくまで一例ですが、このように用途別にバイクを用意することで「できること」の幅が広がります。
1台のバイクですべてを万遍なくこなせるのが理想ではありますが、残念なことに、そんなバイクは存在しません。
もし、あなたがバイクで色んなことがしたい(あるいは、色んな場所を走りたい)のであれば、用途別にバイクを用意してはいかがでしょうか。
バイクにも適材適所というものがありますし、それこそ明らかにその場所を走るのに向いてないバイクで無理したってロクな目に遭いませんから。いや、冗談抜きで。
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置き場所に困る
当たり前の話ですが、バイクを所有していると置き場所も必要になります。
あなたもご存じの通り、バイクは結構大きいです。
少なくとも、自転車と同じ感覚で置くことはできません。
つまり、バイクの所有台数が増えると「このバイクをどこに置くか?」を考える必要があるわけですね。
2台以上のバイクを所有するつもりなら、事前にバイクの置き場所を考えておきましょう。
何も考えずにバイクを増やし、後からになって「置き場所がない・・」なんて言って途方に暮れたり、同居人にガミガミと文句を言われてたらバイクに乗るどころではありませんから。
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お金が掛かる
バイクに限った話ではありませんが、乗り物を所有するとお金が掛かります。
ガソリン代・タイヤ代・部品代はもちろんのこと、自動車税、保険の掛け金、ロードサービスの掛け金、車種によっては重量税と印紙代、場所によっては駐車場代やレンタル料・・・といった固定費が発生します。
この固定費というものが、これまた厄介なんですよ。なぜなら、バイクに乗っていても乗らなくても発生するんですから。
もし、2台以上のバイクを所有するつもりなら「1年間にどれだけの固定費が発生するのか?」を(ざっくりとでもいいので)計算しておきましょう。
バイクとお金は切っても切れない関係です。自分の収入や資産と照らし合わせたうえで冷静に判断しましょう。
整備するのに時間が掛かる
バイクは公道を走るものである以上、安全に走れるように整備する義務があります。
つまり、バイクの所有台数が増えるとそれだけ整備に費やする時間も増えます。
2台以上のバイクを整備するのは、想像以上に大変です。
そもそもバイクというのは消耗部品の塊みたいなもので、仮にそこまで乗っていなかったとしても、時間が経てば各部品(オイルやシール類も含む)が劣化します。
整備と言っても「エンジンやフロントフォークを分解しろ」とか、そういうことを言っているわけではありません。そもそも、そういうことをするには専用の道具・知識・技能が必要ですから(どうしても自分でやりたいんだ!と言うのであれば止めませんが、少しでも不安ならバイク屋さんにお願いしましょう)。
この記事でいう「整備」とは、拭き掃除、日常点検、チェーンの清掃・注油、タイヤの空気圧の確認・・といった最低限の整備のことです。
とはいえ、バイク1台を掃除・点検・整備するだけでも意外と時間が掛かりますし、ましてやそれが2台以上になると掛かる時間も倍増します。
さきほども言いましたが、バイクは整備が必要な乗り物です。
「整備に費やする時間がない」「そもそも整備する気がない」と思うのであれば、バイクの複数台所有はやめておきましょう。あなたにとっても、社会にとっても良いことはありませんから。
整備不良のバイクに乗って一人で勝手に事故るならまだしも、周りを巻き込むのは勘弁ですから。いや、ホントに。
「私はあなたを傷つけない、あなたは私を傷つけない」
これは社会のルールの基本ですよね。
公道は社会です。「趣味なんだ、オレ(ワタシ)の自由だろ!」なんてワケにはいきません。
何事に対しても言えることですが、バイクを増やすときも自分のことだけではなく社会のこと(つまり、他の人のこと)も考えたうえで判断してくださいね。
もっとも、あなたは「面倒くさいから整備なんかやらん」なんて言わないと思いますが。おそらくは。
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最後に
以上、バイク2台持ちをして分かったことを書きました。
最終的にあなたがどんな結論を出すのかは分かりませんが、参考程度にはなったのではないかと思います。
この記事では「バイク2台持ちと1台持ちのどちらが良いのか?」という話をする気はありませんが、もしあなたがバイクを増やすかどうか迷っているのであれば、一旦立ち止まって考えることをおすすめします。
バイクに限った話ではありませんが、物事には良し悪しが混在しています。
バイク2台持ちに良い点・悪い点があるように、バイク1台持ちにも良い点・悪い点がありますので、片方の良い点だけ(あるいは、悪い点だけ)を見て決めるのではなく、両者の良い点・悪い点を天秤にかけたうえで冷静に判断することをおすすめします。
無理に2台持ちをしなくても、今の時代は「乗りたいときだけレンタルする」という手もありますし、バイク2台持ちをしていないからといってライダーとして劣っているわけではありませんから。
それでは、この辺で。
あなたがバイクを何台所有していようと関係なく、ずーっとバイクを満喫していられますように。
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