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当たり前の話ですが、バイクのエンジンオイル・オイルフィルターは定期的に交換する必要があります。
エンジンオイルは3,000kmごとに、オイルフィルターは6,000kmごとに交換しましょう。

ちなみに、スズキ 隼のエンジンオイルの量は
・オイルのみ交換する → 3.3(リットル)
・オイルフィルターも交換する → 3.5(リットル)
なので注意してくださいね。

今回は、スズキ 隼のオイル・オイルフィルターの交換の方法を書いてみました。
・隼のオイル交換に興味がある人
・これから隼のオイル交換に挑戦する人
の参考になれば幸いです。
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もくじ
用意するもの
以下のものを用意します。
①エンジンオイル
今回はオイルフィルターも交換するので、エンジンオイルの量は3.5(リットル)です。

②オイルフィルター
私はスズキ純正のフィルターを使っています。
いちおう社外品のフィルターもあるのですが、主に公道を走るのであれば純正で十分です。
(以前、バイク屋さんが「サーキットでアクセルをガンガン開けて走らないのであれば純正で十分」とおっしゃっていました(笑))

③オイルフィルターレンチ
オイルフィルターを外したり、取り付けたりするのに必要です。
もしオイルフィルターに適合するモノがないのであれば、オイルフィルターと同時に用意しておきましょう。
(私が使っているのは、スズキ純正オイルフィルターレンチです。)

④ガスケット
写真のモノはアルミ製です。
銅製のモノもあるのですが、そこはお好みで使い分けてくださいね。

⑤オイル受け用の容器
古いオイルを入れるのに使います。
⑥工具一式(マイナスドライバー、六角レンチ、メガネレンチまたはギアレンチ)
カウル(風よけ)を締結しているボルトを外したり、ドレーンボルトやオイルフィルターを外すのに使います。
メガネレンチでもドレーンボルトやオイルフィルターを外せるのですが、ギアレンチ(ロングタイプ)の方がラクです。

⑦マスキングテープ
カウルを外すときに、ツメでカウルが傷つかないようにするために使います。
慣れれば無理に使わなくてもいいですが、慣れていないうちはマスキングテープがあった方が無難です。

⑧パーツクリーナー
オイル汚れを落とすのに使います。
ホームセンターで安売りしているモノで十分なので、1本は用意しておきましょう。
⑨ゴム手袋(薄手のもの)
薄手のゴム手袋もあると便利です。
素手で作業してもいいのですが、オイルで手が汚れちゃいますからね(笑)

⑩布ウエス
拭き取り用とは別に、白いウエスも用意しておきましょう。

カウルを外す
隼は、右側のサイドカウルを外さないとオイルフィルターの交換ができません。
というわけで、サイドカウルを外します。
まずは、カウルにマスキングテープを貼ります。
こうしておけば、カウルの脱着時にツメでカウルを傷つけることもありません。

次に、カウルを締結しているボルト・ピンを外します。
ボルトは六角レンチで、ピンはマイナスドライバー(の先端)で外します。




カウルを締結しているボルト・ピンを外したら、カウルを外します。
カウルを外すときは「ボルト・ピンの外し忘れはないか?」をよーく確認してくださいね。
まだボルトやピンが付いているのに、無理やりカウルを外そうとしてバキッ!・・なんてことになったら笑うに笑えませんから。

古いオイルを抜き取る
2~3分ほどエンジンを掛け、エンジンを暖めておきます。
ただし、住宅地でずーっとエンジンを掛けっぱなしにしておくと、近所迷惑になるおそれがありますので、オイル交換の前にその辺をふらっと走ってくるといいかもしれませんね。
エンジンが暖まったら、バイクの下にオイル受け用の容器を置きます。

次に、ドレーンボルトを外します。
レンチでドレーンボルトを緩めましょう。

ドレーンボルトを取り外したら、古いオイルを抜き取ります。
オイルが滴らなくなるまで、そのままにしておきましょう。

オイルフィルターを交換する
古いオイルを抜き取っている間に、オイルフィルターも外しておきます。
まず、オイルフィルターにオイルフィルターレンチを取り付けます。

オイルフィルターレンチを取り付けたら、レンチでオイルフィルターを外します。



オイルフィルターを外したら、オイルで汚れた箇所をウエスで拭き取り、新しいオイルフィルターを取り付けます。

これでオイルフィルターは交換できましたね。
オイルフィルターが外れないときの対処法
ホントなら起こってほしくないのですが、オイルフィルターの頭がなめてしまい、オイルフィルターが外れないことがあるかもしれません。
そうなってしまうと、いくらレンチで外そうとしたって外れません(レンチがクルクルと空回りするだけですからね)。
そんなときは、オイルフィルターにハンマーなどでドライバーを突き刺し、ゆっくりとオイルフィルターレンチを回転させましょう。

こう言うと「オイルフィルターにドライバーを突き刺すなんて・・」と思うかもしれませんが、遠慮はいりません。
最終的に、使用済みのオイルフィルターは使えない(捨てる)んですから。
ただ、この方法でも外せないというときは、あきらめてバイク屋さんに相談しましょう。
無理して外そうとしてバイクが傷ついたり、あなたがケガしたのでは本末転倒です。
「もうホントに何をやっても外せない!」というのであれば、無理せずプロ(バイク屋さん)に外してもらってくださいね。

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ドレーンボルトを掃除し、ガスケットを交換する
古いオイルを抜き取っている間、取り外したドレーンボルトを掃除しておきます。
パーツクリーナーを吹き掛けた後、布ウエスで汚れを拭き取りましょう。

ドレーンボルトを掃除したら、ガスケットを新しいモノと交換しておきます。

古いオイルが滴らなくなったら、ドレーンボルトとガスケットを取り付けます。
くれぐれも取り付け忘れが無いようにしてくださいね。
もっとも、あなたはそんなことしないと思いますが。

新しいオイルを注ぐ
ドレーンボルトを取り付けたら、オイル注入口のキャップを取り外します。

キャップを取り外したら、オイル注入口から新しいオイルを注ぎましょう。
オイルを注ぎ終わったら、オイル注入口のキャップを取り付けてくださいね。

オイル漏れが無いか確認する
エンジンの真下に白いウエスを敷きます。

次に、2~3分ほどエンジンを掛け、オイルをエンジン中に行き渡らせます。
オイルがエンジン中に行き渡ったら、バイクを垂直にします。
この状態(バイクを垂直にし続けるのは難しいかもしれませんが)でオイル点検窓を覗き、オイルが適正範囲内であることを確認しましょう。



次に、バイクの下に敷いたウエスを見て、オイル漏れが無いことを確認します。
布ウエスにオイルの滴りが無ければ問題ありません。

カウルを取り付ける
最後に、カウルを取り付けます。
ツメが所定の箇所に収まっていることを確認し、ボルトやピンで締結します。

おそらく、はじめて隼のカウルを取り付けようとすると
「・・あれ、これってどうやって取り付けるんだっけ・・?」
と戸惑うことがあるかもしれませんが、知恵の輪を解くような感覚でじっくり考えながら取り付けてみてくださいね(笑)

廃油とオイルフィルターの処理は?
廃油(古いオイル)とオイルフィルターですが、なるべく早めに処理しましょう。
処理の方法としては
・ガソリンスタンドやバイク屋さんで捨てさせてもらう
・オイルを廃油処理箱に入れ、ゴミの日に捨てる
の二つがありますが、個人的には前者をおすすめします。
ガソリンスタンドやバイク屋さんが近くにあるのであれば(事前に一声かけてから)廃油とオイルフィルターを捨てさせてもらいましょう。
もし、そうでないなら(オイルは廃油処理箱に入れて)ゴミの日に捨ててくださいね。
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最後に
以上、隼のエンジンオイル・オイルフィルターの交換方法を書きました。
実際にやってみると分かると思いますが、意外と面倒くさいです(特に厄介なのが廃油とオイルフィルターの処理)。
なので、個人的には可能な限りバイク屋さんで交換してもらうことをおすすめします。
廃油とオイルフィルターも処分してくれますし、何より自分で道具を揃える必要もありませんからね(笑)
とはいえ、自分でオイルやフィルターを交換してみること自体を否定するわけではありませんし、自分でバイクを整備することによって新しい発見があるのも事実です。
もしあなたが「自分で隼のオイルとフィルターを換えてみようかなぁ・・」と思えるときが来たら、またこの記事を参考にしてみてくださいね。
それでは。

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