オフロード走行

【これからバイクに乗るあなたへ】オフロード用ヘルメットを選ぶポイント

バイク ヘルメット オフロード Arai TOUR CROSS3 SHOEI HORNET ADV ホワイト

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オフロードバイク用のヘルメット(以下、オフヘルメット)は大きく分けて「モトクロス用ヘルメット」と「多目的ヘルメット」の2種類があります。

ヘルメットを選ぶ前に、まずは用途(自分はオフロードバイクに乗って何がしたいのか?)を確認するところから始めてみましょう。

バイク ヤマハ オフロード SEROW250 2010年式 パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/ブロンズ)

とはいえ、中には「モトクロス用ヘルメットと多目的ヘルメットって何が違うの?」という人もいるかもしれません。

そこで今回は、オフヘルメットを選ぶポイントをまとめました。

・これからバイクに乗ろうと思っている人

・オンロード用ヘルメットとの違いが知りたい人

・オフヘルメットの購入を検討している人

の参考になれば幸いです。

ガチのレースに参加しない、または特にこだわりがないのであれば「AraiのTOUR CROSS」か「SHOEIのHORNET」を買っておけば、一通りのことは何でもできます。

とりあえず、TOUR CROSSかHORNETを使ってみて、それでも満足できないのであれば他のオフヘルメットの導入を検討してみましょう。

もっとも、「シールドなんか無くても構わんよ」というのであれば話は別ですが。

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オンロード用ヘルメットとの違い

そもそもオフヘルメットは、オンロード用のヘルメット(以下、オンヘルメット)と何が違うのでしょうか?

オフヘルメットの説明をする前に、まずはオンヘルメットとの違いを見ていきましょう。

SHOEI ヘルメット オンロード オフロード モトクロス Z-7 VFX-WR ホワイト

違いは以下の通りです。

・オフロードゴーグルを装着することを前提としている

・バイザー(泥よけ)がある

オフロード走行は思った以上に体を動かします。

それゆえに、数十分も走っていれば汗だくになりますし、呼吸も荒くなります。

そんな状態で(オンロード走行のように)シールドを閉じていたら、シールドが曇って前が見えなくなってしまいます。それでは危ないですよね。

あおぶさ
あおぶさ
前が見えない状態で運転したらどうなってしまうのかは・・・まあ、簡単に想像できますよね・・・
SHOEI Z-7 ヘルメット シールド

そこでオフロード走行では、シールドを閉じるかわりにオフロードゴーグル(以下、ゴーグル)を装着します。

また、ゴーグルには「(目に)泥や小石が入るのを防ぐ」という役割もあります(オフロード走行をしていると、泥や小石が飛び散ります)。

よって、ゴーグルを装着することで、

・目の前が曇るのを防ぐ

・泥や小石から目を守る

が同時にできるわけです。

いずれにしても、「事故を防ぐ」「失明を防ぐ」ためには必要なものですね。

オフロードゴーグル

こう言うと「オンヘルメットにゴーグルを装着すればいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんね。

ですが、残念なことにオンヘルメットは(ゴーグルの装着を想定していないため)走っている最中にゴーグルがずり落ちるおそれがありますのでおすすめできません。

もっとも、オンヘルメットはシールドが付いていますし、そもそもゴーグルを装着することを前提としていないので当たり前といえば当たり前なのですが。

あおぶさ
あおぶさ
オンヘルメットは「ストラップを掛ける箇所」がありませんからね・・・
SHOEIのフルフェイスヘルメットのX-Fourteen_KAGAYAMAにSCOTTのオフロードゴーグルを装着した様子

その一方、オフヘルメットは(ゴーグルの装着を想定しているため)ゴーグルがずり落ちることはありません。

よって、ゴーグルの脱落を気にせず、オフロード走行に集中することができます。

あおぶさ
あおぶさ
オフヘルメットは「ストラップを掛ける箇所」があります
SHOEIのモトクロス用のヘルメットのVFX-WのSEARにSCOTTのオフロードゴーグルを装着した様子

また、バイザー(泥よけ)があるので顔に泥や小石が当たるのを軽減してくれます(さきほども言いましたが、オフロード走行は泥や小石が飛び散ります)。

これも「オフロードを走ること」を前提としたヘルメットならではの特徴と言えますね。

SHOEIのモトクロス用のヘルメットのVFX-WのSEARのバイザー

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公道を走る機会が少ない場合 → モトクロス用ヘルメット

公道を走る機会が少ない、またはモトクロスやエンデューロといった競技に出ることを想定している場合、モトクロス用ヘルメットを選んだ方がいいでしょう。

モトクロス用ヘルメットはゴーグルの着用を前提としています。

それゆえに、シールドが付いていません。

SHOEI ヘルメット オフロード モトクロス VFX-WR ホワイト

モトクロスやエンデューロをしているときはいいんです、競技なんですから。

ですが、公道を走るときはシールドがないと困ります。

モトクロス用ヘルメットは、雨が降るとヘルメットとゴーグルの隙間から雨が入ってきます。

そう考えると、お世辞にも通学・通勤に向いているとは言えませんね。

あおぶさ
あおぶさ
隙間から冷たい雨が入ってくるのはイヤですね・・・
モトクロスのヘルメットとゴーグルの間にある隙間

ただし、モトクロス用ヘルメットは軽いです。

他のヘルメットを着用した後に被ってみるとよく分かりますが、被っていても重さをほとんど感じません。

これらの特徴から、モトクロス用ヘルメットは「日常での使いやすさ」よりも「如何に競技で有利になるか」を重視したヘルメットといえます。

もし、あなたが

・公道を走る機会が少ない(あるいは無い)

・将来的に競技(モトクロスやエンデューロ)に参加する気がある

のであれば、モトクロス用ヘルメットが適しています。

また、「隙間から雨が入ってきても気にならない」というのであれば、あえてモトクロス用ヘルメットを選ぶのも粋かもしれません。

モトクロス用ヘルメットはド派手なグラフィックのものが多いので、「所有欲を満たしたい」「アートとして鑑賞したい」という人には、ある意味打ってつけのヘルメットですから。

あおぶさ
あおぶさ
人間は合理性だけを追求して生きているわけではありませんからね・・・
スズキの競技用のモトクロスバイクのRM-Z450

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公道を走る機会が多い場合 → 多目的ヘルメット

逆に、公道を走る機会が多い、ほとんどオフロードを走らない場合は多目的ヘルメットを選んだ方がいいです。

多目的ヘルメットはモトクロス用ヘルメットと違い、はじめからシールドが付いていますから。

バイク ヘルメット オフロード SHOEI HORNET ADV ホワイト

公道を走る場合、シールドがあるのと無いのでは大きく違います。

さきほども少し触れましたが、モトクロス用ヘルメットはゴーグルを着用していたとしても隙間から雨が入ってきます。

ですが、多目的ヘルメットはシールドが付いている(隙間がない)ので雨を遮断することができます。

特に大雨の日は、シールドのありがたみが身に染みて分かるのではないでしょうか。

バイク ヘルメット オフロード SHOEI HORNET ADV シールド

こう言うと「ゴーグル着用できるの?」と思うかもしれませんが、心配ありません。

シールドを上げればゴーグルを着用することができますので、オフロード走行に対応することもできます。

ただ、モトクロス用ヘルメットよりは重いので、ガチのレースに参加するには向いていないかもしれません。

とはいえ、オンヘルメット程度の重さなので、そこまで重いと感じることはないかと思いますが。

あおぶさ
あおぶさ
ガチでレースしないのであれば、これで十分ですね
オフロード用のヘルメットとゴーグル

モトクロス用ヘルメットが競技寄りなのに対し、多目的ヘルメットは「日常(公道)での使いやすさ」を重視したヘルメットだと言えます。

もし、あなたが

・公道を走る機会が多い

・たまにオフロード走行をすることがある

のであれば多目的ヘルメットにしておきましょう。

何度も言ってますが、公道を走るときに「シールドがある」のと「ない」のでは話が大きく違ってきますから。

あおぶさ
あおぶさ
バイクで通学・通勤している人なら、なおさらシールドがある方がいいですね・・・
ホンダ オフロードバイク トレール CRF250L 2019年式 レッド

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まとめ

以上、オフヘルメットの特徴をまとめてみました。

こうして見てみると、同じオフヘルメットでも用途によって違いがあるのが分かっていただけたのではないかと思います。

ですが、それでも「現時点では、どんな用途が主になるのか分からない・・」という人もいるかもしれません。

バイク ヘルメット オフロード SHOEI HORNET ADV VFX-WR ホワイト

どうしても迷ってしまう場合は、とりあえず多目的ヘルメットにしておきましょう。

多目的ヘルメットはシールドが付いているので雨や風を防げますし、ゴーグルを着用することでオフロード走行に対応することもできます。

名前の通り多目的に使えますから、オフロードバイクを広く浅く楽しみたい人にとっては打ってつけのヘルメットだと言えます。

バイク ヘルメット オフロード Arai TOUR CROSS3 ホワイト

どうしても決められない場合、まずは多目的ヘルメットを使ってみましょう。

そして、オフロードバイクでいろんなところを走ってみましょう。

そうすることで「どんな用途が主になるか?」「自分は何をしているときが一番楽しいのか?」が見えてきます。

「モトクロス用ヘルメットを導入するか?否か?」は、その後で決めてもけっして遅くないですよ?

ホンダ オフロードバイク トレール CRF250L 2019年式 レッド バイクにまたがる人 モトクロスジャージ

まずは、実際にオフロード(未舗装路)を走ってみましょう。

最初の一歩を踏み出しましょう。

それでは、この辺で。

あなたがオフロード、オンロード、あるいは両方とも思う存分楽しめますように。

バイク ヘルメット オフロード Arai TOUR CROSS3 SHOEI HORNET ADV ホワイト カタログを眺める人

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