Sponsored Link
日本は今のところ治安の良い国です。
生活していて犯罪に巻き込まれることは滅多にありませんし、バイクでその辺をふらっと走って帰ってくることもフツーにできます。
とはいえ、まったく犯罪が発生しないのかというとそうではなく、今でも「バイクが盗まれた・・」というニュースが時々流れてきます。
というわけではありませんが、たまたま見つけた盗難抑止用品「ワイズギア コンパクトロック YL-03」を試しに使ってみました。
今回は、ワイズギア コンパクトロック YL-03を使った感想をまとめました。
・バイクの盗難抑止用品を探している人
・SSやスポーツネイキッドに乗っている人
・「ワイズギア コンパクトロック YL-03」に興味がある人
の参考になれば幸いです。ぜひご一読を。
Sponsored Link
ものすごく軽くて、ものすごくコンパクト
実際にワイズギア コンパクトロック YL-03(以下、YL-03)を手に取ってみると分かるのですが、YL-03はものすごく軽いです。
それもそのはずで、なんと重量が465gしかないのですから「軽い」と感じるのも当然なのかもしれません。
また、YL-03はスマホと同じくらいコンパクトなので、SS(スーパースポーツ)やスポーツネイキッドの収納スペースに入れることも可能です。
SSやスポーツネイキッドに乗っている人の中には「こんな狭い収納スペースに何を入れろって言うんだよ・・」って悩み(?)を抱いている人もいるかと思いますが、そういう人にとってはある意味打ってつけの盗難抑止用品なのかもしれませんね。
もっとも、中には「あの、オレ(ワタシ)が乗っているバイクはそもそも収納スペースなんてものが存在しないんだけど・・」って人もいることでしょう。
ですがYL-03にはポーチも付属しているので、YL-03本体をポーチに入れて持ち運ぶことも可能です。
ポーチにYL-03とワイヤーを入れてもなおスマホと同じくらいの大きさしかないのですから、ズボンやライディングジャケットのポケットに入れることも容易です。
YL-03本体をそのままポケットに入れることもできますが、ホコリやオイルが付着したYL-03本体をポケットに入れるのはちょっと・・って人もいますからね。
そもそもYL-03ってどうやって使うロックなのよ?
ここまでのお話を聞いた人の中には「YL-03が軽くてコンパクトなのは分かったけど、そんなもんでどうやってバイクに施錠するの?」って人も少なからずいることでしょう。
たしかに、チェーンロックやU字ロックといった盗難抑止用品しか見たことがない人からすると「これ、どうやって使うの?」って思うのも無理からぬことなのかもしれませんね。
施錠の仕方はチェーンロックと大体同じです。
まず、YL-03本体の鍵穴にキーを差し込んで回します。するとロックが外れます。
ロックが外れたらYL-03をバイクのホイールに巻き付け、YL-03を施錠できる状態にして再びキーを回して施錠します。
まあ、施錠の方法はチェーンロックと同じですね。
ちなみに、YL-03は自由自在に動きます。
普段は折り畳まれていますが、手で動かせばホイールに巻き付けることができます。
さきほど「チェーンロックと大体同じ」だと言いましたが、その例になぞらえるならYL-03は「コンパクトに折り畳めるチェーンロック」だと解釈することができるかもしれませんね。
結局のところ「ホイールに巻き付けて施錠する」というのは、YL-03もチェーンロックも同じですから。
Sponsored Link
ポーチだけではなくワイヤーも付属している親切仕様
YL-03にはポーチだけではなくワイヤーも付属しています。
施錠するとき、このワイヤーをYL-03本体とバイクに繋いでおくと「外し忘れ」を防止することができます。
実際に使ってみると分かるのですが、ホイールに巻き付けられたYL-03はそこまで目立ちません。
それゆえに、ホイールに巻き付けてあるYL-03の存在に気づかぬまま発進してしまい、当然ホイールは回転しないのでそのままバタン!・・なんてことになるおそれがあります。それはイヤですよね。
そこで、ワイヤーをYL-03とバイクに繋いでおきます。
こうしておけばYL-03の存在に気づくことができますし、YL-03が巻き付いていることを忘れてそのままバタン!・・なんて悲惨な事態を未然に防ぐことができます。
残念なことに、世の中に出回っているロック類にはワイヤーが付属していないものが多く、ワイヤーが付属していない場合は別個で用意する必要があります。
ですが、YL-03ははじめからワイヤーが付属しています。
さらに、持ち運びに便利なポーチも付属しているわけですからこれまた親切ですね。
Sponsored Link
ちょっと気になったところ
YL-03は軽くてコンパクトなうえに、ポーチやワイヤーまで付属しています。
ですが、肝心の盗難抑止に関しては少し不安が残ります。
実物を手に取ってみると分かるのですが、チェーンロックをはじめとする他のロック類よりも薄いため、時間を掛ければ切断されそうに見えます。
それはまあ、その辺にあるような工具では切断できないかもしれませんが、ハンドグラインダーといった道具を使われたら切断されるかもしれません。
とはいえ、YL-03があるだけでも泥棒はイヤがりますし、少なくともその辺の素人が短時間で切断することはまず無理でしょう。
仮にハンドグラインダーでYL-03を切断するにしても相応の時間が要りますし、そもそも時間を掛けてそんなことしていたら周囲の人に見つかりますからね(※バイク泥棒は目立つことを嫌います)。
また、YL-03だけでは不安でしたら「他のロック(例:ディスクロック、レバーロック)と併用する」という手もあります。
泥棒からするとYL-03だけでもイヤなのに、それに加えてまた他のロックがあったらそれはもう厄介でしょうし、少なくとも「何もしない」よりははるかにマシですからね。
Sponsored Link
まとめ
以上、ワイズギア コンパクトロック YL-03(以下、YL-03)を使ってみた感想でした。
丈夫さに少々不安があるとはいえ、YL-03は軽くてコンパクトなロックです。
SSやスポーツネイキッドのリアシート下にも収納できるくらい小さいので、ちょっとした出先で使うには打ってつけのロックといえます。
こう言うと「ハンドルロックだけで十分でしょ」って言う人がいます。
たしかに、治安が良い地域だったらそれでも十分なのかもしれません。
ですが、日本といえど犯罪がゼロってわけではありませんし、ひょっとしたらあなたのバイクだってバイク泥棒の標的にされてしまうかもしれません。
そう考えると、個人でできる限りの盗難対策をしておく必要があるのではないでしょうか。
100%防ぐことはできないとはいえ、バイクを盗られた後に「施錠しておけばよかった・・」なんて言っても、もう遅いですから。
また、日本だっていつまでも治安が良いとは限りません。
現に、日本政府は不況下であるにもかかわらず「アンタら、国民のこと考えてないだろ」って言いたくなるような政策ばかりを推し進めており、国民も少しづつ貧しくなっていますから。
日本政府は、一体何を考えているのでしょうか。
政治家や官僚や(御用)学者の方々は何かにつけて改革だの財政健全化だの通貨の信認だのと言ってますが、国民の命と健康はどうでもいいの?って話なんですけどね。
わたしたち現代人はいつの間にか大事なことを忘れてしまっていないだろうか?
負債も財源も経済成長も重要である。だが「あなたにとって最も大切なものは?」と訊かれて、ポケットから財布を取り出す人はいないし、自宅の増築だの高級車だのアップルの最新機器だのの話をする人もいないだろう。
この問いのような調査は繰り返し行われているが、いつも結果は同じである。誰もが最も大切に思っているのは自分や家族の健康だ。
だとすれば、わたしたちの論点を「ボディ・エコノミック」という言葉でくくってもいいかもしれない。これはわたしたちの造語だが、要するに国の経済を体に見立てて、その健康を管理するという考え方である(もちろん国民一人一人の健康も含めて)。なにしろ経済政策の選択はわたしたちの健康に、ひいては命に、甚大な影響を与えるのだから。
医薬品の審査はあれだけ厳しいのに、なぜ経済政策の人体への影響は審査しないのだろうか。同等の厳しい審査があってしかるべきではないだろうか。
ある経済政策が人体にとって安全で効果的だとわかれば、それはそなわち、より安全で健康的な社会を作れるということである。だが現状ではそうした審査が行われていないため、安全な経済政策ではなく危険な経済政策が横行している。
配慮の足りない緊縮政策を断行することは、危険な薬の臨床試験を堂々と行うようなものであり、そんなことを続ければただ意味もなく死者が増えるばかりである。
緊縮政策の代価は人命である。そのあとでめでたく株価が元に戻ろうとも、失われた命は二度と戻らない。
(経済政策で人は死ぬか? 公衆衛生学から見た不況対策 26~27ページより)
それでは、この辺で。
あなたがバイクを盗まれずに、ずーっと楽しく安全にバイク生活を満喫できますように。
Sponsored Link