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洗車。以上。
まあ、これで話を終わらせてしまうと「え?」と思う人もいることでしょう。
というわけで、今回は「なぜバイクで冬の道路を走ったら、洗車しなければいけないのか?」について書きました。
・冬でもバイクに乗る人
・冬ツーリングに興味がある人
の参考になれば幸いです。
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冬の道路には融雪剤が撒かれている
冬の道路には「融雪剤」が撒かれています。
クルマやバイクで冬の道路を走ったら、何やら白いモノが足回りに付着していますよね?
あれです。あの白い汚れの正体が、融雪剤です。
こう言うと「それが何か?そのまま放っておけば?」と思う人もいるかもしれませんね。
ですが、放置は厳禁です。
融雪剤は金属を錆びさせます。
付着した融雪剤をそのままにしておくと、足回りが錆びてしまいます。
冬の道路を走った後、一度バイクを見てみてください。
ホイール、フロントフォーク、ディスクローター、エキパイ、サイレンサー・・と、いたるところに融雪剤が付着していることが分かると思います。
よって、冬の道路を走った後は、融雪剤を洗い流す必要があります。
「面倒くさい」と言って融雪剤を放置していたら、いつの間にかバイクが錆びだらけになっていた・・・なんてことになったら悲惨ですよね?
「面倒くさい」と思う気持ちは分かりますが、放置しておいたら後でもっと面倒くさいことになります。
というわけで、帰宅後は速やかに足回りの融雪剤を洗い流しましょう。
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融雪剤を洗い流す方法
「融雪剤を洗い流す」と言っても、特別難しいことをするわけでも、ましてや特別な道具を用意する必要もありません。
なぜなら、水で洗い流すだけですから。
自宅にホースがあるなら、足回りに水を掛けて融雪剤を洗い流しましょう。
ホースが無いなら「じょうろ」や「バケツ」でも構いません。
100円ショップに売っているモノで十分ですので、融雪剤を洗い流すために1個用意しておきましょう。
極端な話、融雪剤を洗い流すことができれば、それでいいのですから。
※高圧洗浄機はダメです。バイクに高圧洗浄機を使うと、ダストシールをはじめとする各部品が傷んだり、細かい隙間に水が入り込んで錆びてしまいます。
ちなみに、水を掛けるのは「足回り」だけで十分です。
ときどき、いきなりアタマから水を掛けちゃう人がいますが、はたして本当に「全身丸洗いが必要なほど」汚れているのでしょうか?
さきほどから言ってますが、水を掛けるのは「融雪剤を洗い流すこと」が目的です。
掃除をすることはもちろん大事ですが、何のための掃除なのか、意味・目的を考えてみましょう。
※「丸洗いそのものがダメ」なのではなく、むしろ必要なときもあります。「丸洗いが必要なとき・しない方が良いとき」の見極めが大事だということですね。
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拭き掃除もお忘れなく
さて、融雪剤は洗い流しましたね?
水洗いが終わったら、ウエスで拭き掃除をしましょう。
あなたもご存じの通り、水も金属を錆びさせます。
もちろん、公道市販車は少し水気が残っていたからといって壊れませんし、雨ぐらいじゃ壊れないようにできています。
ですが、「積極的にジャブジャブと水を掛けてください」ってものでもありませんし、好き好んで水を掛けたりしませんよね?
それに、「そのときは大丈夫」っていうのと「時間が経ってからどうなるか」っていうのは、また別の話です。
「まあいいか」と思って放置しておいたら、フロントフォークやディスクローターが錆びていた・・なんてことになるのは、あなただってイヤなはずですよね?
というわけで、拭き掃除をしましょう。
「100%の除去」は不可能だとしても、可能な限り水気を拭き取っておきましょう。
また、「チェーンの清掃・注油」もしておきましょう。
意外と見落としている人が多いですが、チェーンも注油しておかないと錆びてしまいますからね。
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まとめ
以上、冬の道路を走った後にすることを書きました。
まとめると
・水で融雪剤を洗い流す
・ウエスで水を拭き取る
・チェーンに注油する
が必要です。
他にも理想を言えば「カウルを外して拭き掃除する」「レバーを分解して清掃・注油する」といったこともできれば十全なのですが。
とはいえ、冬にそんなことまで行うのは至難の業ですし、実際にそこまでやっている人は滅多にいません。
正直な話、上記の3つさえ行っていればそれで十分です。
少なくとも、何もせずに放置するよりは、はるかにマシですから。
あなたもよくご存じだと思いますが、バイクは「乗ったら乗りっぱなし」ってわけにはいきません。
公道を走る以上は「最低限の点検・整備をする義務」がありますし、「安全に乗り続けるためには、どうすればいいのか?」を考える必要があるわけです。
「趣味なんだ!オレ(ワタシ)の自由だろ!」とか「バイクに乗りたい。でも、手間も時間も一切掛けずにラクして乗りたい」とか言ったところで、誰かが掃除してくれるわけではありませんから。
というわけで、忘れずに掃除してくださいね。
それでは、この辺で。
無理せず、焦らず、事故らず、冬でもバイク生活を満喫できますように。
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