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バイクのヘルメットは、色んな種類のモノがあります。
そのせいなのか、カタログやバイク用品店で色んなヘルメットを見ているうちに「ヘルメットの2個(または複数個)持ちってどうなのよ?」と考える人も多いのではないかと思います。
そこで今回は、2個以上のヘルメットを6年間所有して分かったことを書きました。
「バイクのヘルメット2個持ちを考えている人」「ヘルメット2個持ちのメリットとデメリットが知りたい人」の参考になれば幸いです。ぜひご一読を。
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洗い替え用として使える
あなたもご存じの通り、バイクのヘルメットは使っているうちに汚れてきます。
特に、内装は常に顔や頭と密着しているわけですから、汗や皮脂がべったりと付着していることは容易に想像できると思います(というか、臭くなってくるのでイヤでも気づくと思いますが)。
というわけで、ヘルメットおよび内装は定期的に洗う必要があるわけですね。
ところが、ヘルメットおよび内装は乾くのに時間が掛かります。
真夏の猛暑日なら1日で乾くかもしれませんが、たいていの場合は2日以上経過しないと内装が乾きません。
ということは、ヘルメットが1個しかなかったらヘルメットは使えないし、そうなるとバイクに乗れないことになってしまいます。
たまーにしかバイクに乗らないのであればそれでもいいのかもしれませんが、バイクで通学・通勤している人にとっては困りますよね。
ですが、ヘルメットがもう1個あれば解決できます。
1個のヘルメットを乾かしている間、もう1個のヘルメットを使えばいいわけですからね。
ツーリング、またはオフロード走行で内装が汗だくになった・・なんてことはザラにあります。
洗い替え用として1個ヘルメットを持っていると、こういうときに便利です。
やっぱり、汗や皮脂まみれになった内装は気持ち悪いし、それ以前に汗だくになった内装を放置していたらメチャクチャ臭くなりますからね。
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用途によって使い分けられる
バイクのヘルメットは多種多様です。
オンロードに向いているモノもあれば、オフロードに向いているモノもあります。
早い話、ヘルメットにも適材適所というものがあるってことです。
仮にあなたがオンロードもオフロードも楽しみたいと思えば、1個のヘルメットだけでは限界があるかもしれません。
オンロード用のヘルメットはオフロードに向かないし、オフロード用のヘルメットはオンロードに向かないんですから(けっして無理だとは言いませんが、それでもやっぱり限度はあります)。
ですが、「オンロード用のヘルメットを1個、オフロード用のヘルメットを1個」といった具合に、用途別に異なるヘルメットを所有していれば解決できます。
他にも、「通学・通勤用に1個、ツーリング・ワインディング用に1個」といった用途で使い分けることもできます。
このように、使用目的が異なるヘルメットを所有することによって「できること」の幅が広がるわけですね。
さきほども言いましたが、ヘルメットにも適材適所というものが存在します。
それこそ1個のヘルメットですべてをこなせてしまったら、オンロード用(あるいはオフロード用)のヘルメットは何のためにあるんだ!って話になりますからね。
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気分によって使い分けられる
さて、ここまでは合理的(?)な視点で見たメリットを挙げました。
ですが、その日の気分でヘルメットを使い分けるのも個人的にありだと思います。
人の気分は、その日その日で浮き沈みするものです。
それゆえに、たとえそれが合理的なものではないとしても、自分なりに「気持ちを入れ替える方法」があるとかなりラクになります。
スイッチング・ウィンバックってわけではありませんが、その一環として「普段とは違うヘルメットを使ってみる」のもありです。
※スイッチング・ウィンバック・・一流のスポーツ選手が行う精神回復法。選手が絶対的なピンチに追い込まれたとき、自分なりの儀式を行うことにより、心のスイッチを切り替えることができる、とされている。(例:深呼吸をする、ユニフォームや道具をかえる)
ヘルメットにはグラフィックモデルをはじめとする多種多様なモノがあります。
普段の自分だったら「さすがにこれは目立つなぁ・・」と思って躊躇するようなヘルメットでも、そういう視点から見れば楽しめるのではないかと思います。
もっとも、そういうヘルメットで通学・通勤するのは少々勇気がいるかもしれませんが。
こう言うと「え、そんな理由でヘルメット2個持ちしてんの?」って思う人もいるかもしれません。
ですが、バイクのヘルメットは「嗜好品としての側面」もありますし、人間は合理性だけで生きているわけではありません。
そう考えると、傍から見たらしょーもない理由でヘルメットを物色、または使う楽しみがあっても別に悪くないと思うのですが、いかがなものでしょうか。
その日の気分によって違うヘルメットを使うのも、けっして悪くないと思いますよ?
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置き場所に困る
当たり前の話かもしれませんが、モノを所有するとそれだけ置き場所が必要になります。
ヘルメットも例外ではなく、所有しているヘルメットが多ければ多いほど置き場所に困ります。
特に引っ越しをするときが大変で、それこそ複数のヘルメットを所有していると「これ、どうやって運ぼうかな・・」と頭を悩ませることになるわけです。
バイクのヘルメットはそれなりの大きさがあるうえに、落としたりするのも御法度ですから。
何だかんだで、ヘルメットは嵩張りますし、持ち運びも大変です。
そういう理由から、所有するヘルメットは多くても2個までにすることをおすすめします。
もっとも、「置き場所に余裕がある」または「当分引っ越す予定がない」のであれば話は別かもしれませんが。
買い替えの回数が増える
ヘルメットは買えばずーっと使える・・わけではありません。
どれだけ手入れしていたとしても、いつかは買い替えるときが来ます。
ここまで読み進めてくれたあなたなら気づいたと思いますが、所有しているヘルメットの数が多いほど「買い替えの回数」が多くなります。
床の間にでも飾っておくのであれば話は別ですが、そうでないなら「買い替えの回数」も考えたうえでヘルメットを増やす必要があるわけですね。
いずれにしても、ヘルメットは消耗品であることには変わりありません。
ヘルメットを増やすときは、そのことも考える必要があります。
もっとも、大抵の人はフツーに4~5年は使ってますし、きっちりと3年以内で買い替えている人なんて一人も見たことがありませんが、それでもヘルメットが消耗品であることは念頭に置いておきましょう。
「面倒くさい」「おカネが掛かる」なんて言ってヘルメットを買い替えなかった結果、いざ転倒したときに自分の頭を守ってくれなかったのでは元も子もありませんからね。
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最後に
以上、2個以上のヘルメットを6年間所有して分かったことを書きました。
実際に所有してみて分かったのですが、意外とデメリットが少なく、それこそ日常的にバイクに乗っている人であればデメリットよりもメリットの方が多いように感じるでしょう。
ただ、それでもヘルメットは(高価な)消耗品であることには変わりありませんし、買った後も手入れが必要なのも事実です。
バイクと比較したら(数を増やすための)ハードルは低いのですが、それでも何も考えずに買い足すと後々面倒なことになります。
ヘルメットを買い足したはいいけど、実はほとんど使っておらず、気付いたら部屋の隅で置き物と化していた・・・なんてことになったら時間とおカネ(それと、置き場所)が無駄になってしまいます。
色んなヘルメットを買い足したくなる気持ちはよく分かりますが、その前に一旦立ち止まって「ヘルメットを買い足したら、後で面倒なことにならないだろうか?」「そもそも自分は、なんでこのヘルメットを買おうとしているのか?」をよく考えたうえで判断しましょう。
それと、もしヘルメットを購入するのであれば、必ず現物を手に取ってからにしましょう。
カタログと実物では印象が全然違うこともありますし、実際に被ってみたら自分の頭に合わなかった・・なんてこともあります。
ヘルメットもけっして安い物ではありませんので、買った後に後悔しないためにも時間を掛けてじっくり調べてくださいね。
それでは、この辺で。
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