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いきなりこんなこと言うと戸惑うかもしれませんが、人間は欲の皮が突っ張った生き物です。
ようやくバイクを手に入れて満足したのかと思いきや、今度は「新しいバイクに買い換えようかなー」とか「もう1台バイク増やそうかなー」といった(余計な)ことを考えはじめます。
何もバイクを買うこと自体を否定しているわけではありません。バイク屋さんやネットでバイクを探すのもそれはそれで楽しいものですからね。
ですが、その前に一旦立ち止まって考えてみてほしいのです。
「本当に、そのバイクを買う必要があるのか?」を。
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もくじ
そのバイク、どうしても買わないとダメなんですか?
まず、新しくバイクを購入する前に考えてほしいのは「どうしてもバイクを買わないとダメなのか?」ということです。
一言で「バイクを買う」と言っても、理由が人それぞれなのは分かります。
・バイクが壊れて動かなくなった
・バイクが盗まれた
・交通事故でバイクが廃車になった
・何らかの理由で今のバイクに乗れなくなった
といった理由でバイクを買うのであれば、致し方ありません。バイクそのものが無い、または乗れない状態なのですからね。
では、こういう理由でバイクを買うのはどうでしょう?
・今のバイクに飽きた
・違うバイクに乗ってみたい
・何となく欲しいと思った
これならバイクそのものはあるので、少なくともバイクに乗ることはできますね。
正直な話、バイクにあれこれ求めないのなら無理に買う必要はないのではありませんか?
というか、そのバイクは財布をカラにしてでも買う必要があるものなんですか?
当たり前の話ですが、新しくバイクを買えばお金が掛かります。
それゆえに、バイクを買う前に「このバイクに、○○~○○○万円を出す価値または必要があるのだろうか?」をよーく考えなければなりません。
これも当たり前の話ですが、欲しいと思っているものを何でもかんでも買い続けていたら(よほどの資産を持っていない限り)いずれ無一文になってしまいます。
バイクにお金を集中させるのも悪くありませんが、それが原因であなたの生活が破綻してしまったのでは本末転倒です。
ひょっとしたらあなたの周りにも、バイクをたくさん持っているけど貯金ゼロ、または多額の借金がある・・・って人が少なからずいるのではないでしょうか?
そんな状態で何か「不測の事態」が起こったとき、はたしてどう切り抜けるのでしょうか?
最初の方でも言いましたが、人間というのは欲の皮が突っ張った生き物です。
1つの欲が満たされたと思ったら新しい欲が出てきて、その欲を満たしたかと思えばまた新しい欲が出てきて・・・といった具合に次々と欲が出てきます。
欲しいと思っているものを何でもかんでも買い続けて、本当にあなたの心は満たされるのでしょうか?
果てのない欲望に振り回されることが、はたして幸せなのでしょうか?
新しいバイクの購入を検討するのもいいのですが、その前によーく考えてみませんか?
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そのバイク、本当に維持できるんですか?
ときどき、1人で何台ものバイクを所有している人を見かけます。
ですが、大半の人はロクに整備していないように見えます。
いわゆる、自分で管理しきれないほどのバイクを抱え、結果として車庫で風化してしまった・・・というパターンですね。
もちろん、中には所有しているバイクすべてを丁寧に整備している人もいますが、そういう人は非常に少ないように思います。
もっとも、複数台のバイクを所有・維持するってことは「それだけのお金と時間が必要になる」ってことなので無理からぬことなのかもしれませんが。
もうこうなってしまうと、持ち主の状況以前にバイクが気の毒だと思えてなりません。
せっかく購入したのに、そのまま放置して風化させるのは実にもったいないです。
はじめから置物にするつもりで購入したのなら話は別ですが、そうでないなら初めから買わない方が賢明ですよね。
さて、あなたはどうでしょうか?
仮にバイクを増台したとしても、同じ轍を踏まないと言い切れるでしょうか?
というかそれ以前に、それだけのバイクに乗ったり整備する時間とお金はあるのでしょうか?
バイクってのはコンディションを維持するだけでも手間も金もかかるものぞ。
しかし、手をかければ必ずそれに応えてくれる。それがバイクぞ。
(カスタム虎の穴 vol.3【ブレーキ編】 80ページより)
くどいようですが、人間の欲望は底がありません。
今の欲望を満たしたとしても、次の欲望が出てきます。
次の欲望を満たしたと思ったら、また次の欲望が出てきます。
また次の欲望を満たしていくと、またまた次の欲望が・・・といったことが際限なく続くわけです。これではキリがありませんね。
このように、欲望を満たし続けていたら身が持ちません。
そうならないためにも、どこかで欲望にブレーキを掛ける必要があります。
そのためにも一旦立ち止まり、
・「これは本当に自分が欲しているものなのか?」
・「そもそも自分はバイクに何を求めているんだ?」
・「無理にバイクを買わなくても、低コストな代替サービスはないか?」
・「このお金を貯金し、何かしらの投資(株やFXのことではない)に回すべきではないか?」
を考えてみるべきです。
くどいようですが、何だかんだでお金は人生を左右しますからね。いや、本当に。
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そのバイク、置き場所はありますか?
何度も「これは本当に欲しいものなのか?」を考え、数ヶ月経過した後でも欲しいと思うのであれば購入するべきでしょう。
それは、あなたにとって「本当に欲しいもの」であるはずですから(本当は欲しくないものであった場合は、数ヶ月もすれば忘れています)。
こう言うと「よし、さっそく契約してくるぞ!」と意気込む人がいるかもしれませんが、その前に。
バイクを買った後に「置き場所がない」と気づいても手遅れ
新しいバイクを置く場所はありますか?
2台以上のバイクを所有するには「お金」や「乗る時間・整備する時間」といったハードルがあるのはもちろんのこと、「置き場所」を確保するのも確認しておく必要があります。
これ意外と忘れがちなんです。
ときどき、1人でバイクを複数台所有している人を見かけますが、その人達は「バイク置く場所がない・・・」とよく言っています。
買う前に考えましょうよ・・・と言うべきなのかもしれませんが、まあ、今さら言ったところでもう遅いですね(苦笑)
あなたも御存知の通り、バイクは意外と大きいです。
少なくとも、自転車と同じ感覚で置くことはできません。
大きな車庫付きの一軒家に住んでいるのであればいいのですが、「賃貸に住んでいる」「 一軒家に住んでいるが、バイクを置くのに十分なスペースがない」というのであれば話が違ってきます。
早い話、「バイク買うのはいいけど、それどこに置くつもりなの?」ということですね。
もっとも、それこそ「買う前に考えましょうよ・・・」という話なのですが。
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自分さえよければ他はどうでもいい?それ本当ですか?
「オレ(ワタシ)は車庫付きの一軒家に住んでいる場合は大丈夫!」と言う人もいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
車庫に十分なスペースがあるならいいのですが、そうでない場合はどうするおつもりですか?
また、何とか空いているスペースに(言い方は悪いですが)ねじ込むことに成功しても、同居の御家族の方はイヤな顔をしていませんか?
あなたが事前に「バイクを増台すること」を協議していたのなら話は別です。
ですが、そんなことをチラリとも言わずにバイクを増やしている人も少なからずいるのではないでしょうか。
「オレ(ワタシ)の自由だろ!」で済む(こんな言い方したら十中八九モメそうな気はしますが)のならいいのですが、バイクが増えることで
・自宅のスペースが狭くなる
・月々の支出が増える
といったことを御家族の方が懸念している場合があります。
おせっかいかもしれませんが、バイクを買う前に一度それらのことを協議した方がいいですよ。
家族という共同体に属している以上、「自分さえよければ」なんて考えは通用しないわけですからね。
もっとも、これは家族だけに限った話ではないのかもしれませんが。
仕事や生活に追われて、自分のことで精一杯という人が現代は多くなっていると思います。
とはいえ、皆が他人や社会に無関心でいると、取り返しのつかないことになってしまいます。
”自分さえよければ他人なんてどうでもいい” ”社会を気にかけている時間なんてない”という考えが社会に充満すると、金儲けに走る企業をのさばらせることになり、それが今のような食品事情を招いたのです。
このままでは、いつまでたっても社会毒は減りませんし、体に害のある食品は増えていく一方です。
そんな社会を後世へわたすことは、絶対に避けなければなりません。
(日本人だけが知らない汚染食品 248ページより)
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バイク云々以前に、自分の欲望を知ること
と、ここまでグダグダと話してきたわけですが、バイクを増車しようとすると何かと面倒なことが起こるのは分かって頂けたかと思います。
そうですね、仮に増車するとしてもバイクは2台までにした方がいいのではないかと思います。
それはまあ、1台持ちよりは面倒であることには変わりありませんが、それでも3台以上よりはマシですし、2台までなら(大型2台といった組み合わせでない限りは)まだ何とかなることも多いです。
もっとも、それでも1台持ちが理想であることは間違いないんですけどね。
もういい加減聞き飽きたかもしれませんが、欲しいと思うものを何でもかんでも買っていたらキリがありませんし、後で何かあったときにメチャクチャ困ります。
そういう意味でも、一旦立ち止まって考えてみることが重要になってきます。
まずは「自分の欲望を知る」ことです。
「自分が真に欲しているものは何なのか」を熟慮することで「自分の目の前にあるものは、本当に買う必要があるものなのか?」が分かってきます。
何度も言っていますが、人間の欲望には底がありません。
そんなものに振り回されていたら、やがて破滅してしまうかもしれません。
そうならないためにも、自分の欲望にブレーキを掛けられるようになってください。
そのための一歩として、まずは「自分の欲望を知る」ことから始めてみてください。
それでは、あなたが数年後だろうと数十年後だろうと、不況だろうと好景気だろうと関係なくバイク生活を満喫できますように。
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