オフロード走行

オンロードバイクのヘルメットでオフロード走行をおすすめしない理由

カワサキ オフロードバイク KLX250 FinalEdition SHOEI フルフェイス ヘルメット Z-7 イエロー

Sponsored Link

普段はオンロード(舗装路)を走っており、オフロード(未舗装路)走行に興味を持った人の中には「オンロードのヘルメットって、そのまま流用できるの?」という人も一定数いることでしょう。

結論から言うと「流用は可能」です。

オンロード用ヘルメットでも、オフロード走行ができないことはありません。

シールドを上げれば、ゴーグルを装着することもできますからね。

SHOEIのフルフェイスヘルメットのX-Fourteen_KAGAYAMAにSCOTTのオフロードゴーグルを装着した様子

ですが、それでも(オンロード用ヘルメットとは別に)オフロード用のヘルメットを用意することをおすすめします。

今回は「なぜ、オンロード用ヘルメットでオフロード走行をおすすめできないのか?」の理由を書いてみました。

・オフロード走行に興味がある人

・これからオフロード走行を始めてみようと思う人

・オンロードとオフロードの両方楽しみたい人

の参考になれば幸いです。

当たり前の話ですが、オンロード用ヘルメットは「オフロード走行を想定したヘルメット」ではありません。

とはいえ、そこまでガチで走らないのであれば気にする必要はありませんので、まずはオンロード用ヘルメットでその辺の河原や砂利道を走ってみて、それで不満があるようでしたらオフロード用ヘルメットを用意するのもありですよ。

Sponsored Link

バイザーが無い

まず、オンロード用ヘルメットにはバイザー(泥よけ)がありません。

よって、オンロード用ヘルメットだと(自分に降りかかってくる)泥や小石をもろに喰らうことになります。

SHOEIのモトクロス用のヘルメットのVFX-WのSEARのバイザー

実際にやってみると分かるのですが、オフロード走行をしていると(バイクのタイヤが)泥や小石を盛大に撒き散らします。

よって、「バイザーがある」のと「バイザーが無い」のでは大きな違いがあります。

さきほども言いましたが、バイザーが無いと泥や小石をもろに喰らうことになりますからね。

もっとも、泥や小石をまき散らすような走り方をしなければ問題ないので、その辺の河原や草原をのんびり走る程度だったら気にしなくてもいいんですけどね。

あおぶさ
あおぶさ
それなりのスピードで走るんだったら、バイザーはあった方がいいね・・

ゴーグルのストラップを掛ける箇所が無い

オフロード用ヘルメットは「オフロードゴーグルの装着」を想定しています(モトクロス用ヘルメットにいたっては、はじめからシールドが付いていません)。

それゆえに、オフロードゴーグルのストラップを引っ掛ける箇所が設けられています。

SHOEIのモトクロス用のヘルメットのVFX-WのSEARにSCOTTのオフロードゴーグルを装着した様子
あおぶさ
あおぶさ
シールドを閉じたままにしておくと(シールドが)曇って前が見えなくなってしまうので、オフロード走行では「目を守りつつも、隙間を設ける」ためにゴーグルを着用します
モトクロス用のヘルメットとオフロードバイク用のゴーグルの間にできた隙間

ところが、オンロード用ヘルメットは「オフロードゴーグルの装着」を想定していません(当たり前の話ですが、オンロードではオフロードゴーグルは使いませんからね)。

よって、ゴーグルのストラップを引っ掛ける箇所が設けられていません。

つまり、走行中にゴーグル(のストラップ)がずり落ちるおそれがあります。

SHOEIのフルフェイスヘルメットのX-Fourteen_KAGAYAMAにSCOTTのオフロードゴーグルを装着した様子

実を言うと、過去に私はオンロード用ヘルメットにオフロードゴーグルを着用して走ったことがあるのですが、走行中にストラップがずり落ちました。

幸い、ゴーグルが地面に落ちることはなかったのですが、あれはまあ、ビックリしましたね。走ってる最中、突然ゴーグルがポロンと落ちたのですから(苦笑)

Sponsored Link


ヘルメットが汗と傷だらけになる

オフロード走行は「滑って当たり前、転んで当たり前」の世界です。

それゆえに、オフロード走行をするとヘルメットが汗と小傷だらけになります。

まあ、一度も転ばずに走れるのであればいいのですが、オフロード経験者で「一度も転んだことがない」という人は今まで一度も見たことがないです(笑)

あおぶさ
あおぶさ
ピカピカのヘルメットでも、岩場でコケればこの通り・・
SHOEIのモトクロス用ヘルメットのVFX-WのSEARに付いた傷

オンロードを走っている人の中には、ヘルメットをこまめに手入れし、大事に保管している人も少なくないでしょう(まあ、バイクのヘルメットをぞんざいに扱っている人なんていないと思いますが)。

さて、あなたはどうでしょう。

「日ごろから大切に扱っているヘルメット」が汗と小傷だらけになっても問題ないでしょうか?

数万円もするグラフィックモデルが、汗と泥と小傷にまみれるのに、あなたは堪えられるでしょうか?

度重なる転倒で傷だらけになったとしても「まあ、ヘルメットは防具だからね」といってアッサリと割り切れるでしょうか?

ちなみに私だったら、X-Fourteenで林道やモトクロスコースに行きません。

6万円以上もする高価なヘルメットが傷だらけになるのはイヤですからね(笑)

「ヘルメットが汗や小傷だらけになっても構わんよ」というのであれば問題ありません。

ですが、そうでないなら「オフロード用のヘルメット」を別途用意することをおすすめします。

「ヘルメットの2個持ちって、なんか面倒くさそう・・」って思うかもしれませんが、意外とメリットも多いんですよ。

Sponsored Link


まとめ

以上、オンロード用ヘルメットでオフロード走行をおすすめしない理由をまとめてみました。

さきほども言いましたが、オフロード用のヘルメットを別途用意しておいた方が無難です。

ヘルメットを別途用意するといっても、無理して新品を購入する必要はありません。

中古のヘルメットでも構いませんので、バイク用品店やネットで探してみましょう。

あおぶさ
あおぶさ
「他人から譲ってもらう」という手もあるので、「バイク歴が長い人」や「バイク屋さん」に『使ってないヘルメットありませんかぁ?』って(ダメもとで)質問してみるのもいいかも・・(笑)
SHOEI ヘルメット オフロード モトクロス VFX-WR ホワイト

とはいえ、それでもヘルメットを別途用意することに抵抗がある人もいるかもしれませんね。

どうしてもヘルメットを別途用意できないのであれば、無理に用意することもありません。

「それなりのスピードで走る」「モトクロスコースや岩場を走る」といったことは難しくても、その辺の河原や砂利道をのんびりと走る程度だったらオンロード用のヘルメットでも問題ありませんから。

別にゴーグルを付けなかったとしても、シールドをわずかに開けておけば曇りません。

こうすれば空気が外に逃げますからね。

バイクのヘルメット シールド 隙間

まずは、その辺の河原や砂利道をのんびりと走ってみましょう。

河原や砂利道を走ってみて、それで満足できなくなったら「ヘルメットを別途用意すること」を検討してみましょう。

それでは、あなたがオンロードだけではなくオフロードにも「楽しさ」を見い出せますように。

オフロードバイク ホンダ CRF250RALLY レッド カワサキ KLX250 FinalEdition バイクを眺める人

Sponsored Link