オンロード走行

冬、道路の雪が融けたときにバイクで走るメリット

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バイクに乗っていると、冬が近づくにつれて憂鬱になってきます。

雪が降らない地域に住んでいるならまだいいでしょう。

ですが、雪国は雪が降りますし、積もります。

それゆえに、バイクで走ろうと思っても走れないわけです。ツラいですね。

積雪や氷に覆われた住宅地の道路

とはいえ、冬はまったく走れないのかというとそうではありません。

いくら冬とはいえ、気温が高くなり、道路の雪が融けるときがあります。

ライダーにとって、これは非常に嬉しいことです。

なぜなら、バイクで走れるのですから。

あおぶさ
あおぶさ
極端な話、道路が凍っていなければ走れますからね
新潟県上越市のスキー場のシャルマン火打ち周辺の道路

そこで今回は、冬にバイクで走るメリットを書いてみました。

・冬にバイクで走ったことがない人

・「そもそも、冬にバイクで走るってどうなのよ?」と思っている人

の参考になれば幸いです。

ぜひ読んでみてくださいね。

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クルマが少ない

あなたも御存知の通り、一般公道はものすごい数のクルマが走っています。

バイクに乗っている人ならよく分かると思いますが、バイクから見たらクルマって怖いんですよ。

正直な話、クルマの数は少ないに越したことはありません。

もっとも、良識のあるドライバーが増え、全国の交通インフラが整備されれば話は大きく変わるのですが、まあ、まだまだ実現しそうにありませんね。

(想像してみてください。こんな大きさの乗り物が幅寄せしたきたり、異様に車間距離を詰めてきたらどう思いますか?)

あおぶさ
あおぶさ
クルマに比べたら、バイクなんてオモチャみたいなものですね・・
駐車場に停まっている車とバイク

さきほども言いましたが、クルマの数は少ない方が望ましいです。

ですが、冬になるとクルマの数が少なくなります。

バイクに乗っている人ならよく分かると思いますが、クルマの数が少ないと、走っているときの安心感が違います。

いや、もうホントに全然違いますよ。

もしピンと来ないのであれば、実際にバイクで「クルマが多い道」を走ってみてください。それはもう、「色んなもの」が見えてきますから。

車で道路が渋滞している様子

街を走っていると、危ないモノを操作しているという自覚のあるライダーやドライバーは、本当に少なく感じます。

中には、まるで家のリビングでくつろいでいるかのように運転している人さえいます。

また、後ろを走るのが怖くなるような酷い整備状態の車輌も見かけます。

ただ、そういう人や車輌は、比較的バイクの方が少ないようには感じます。

やはり、生身の身体をさらけ出して乗っているからこそ、危険を身近に感じているのではないでしょうか。

(カスタム虎の穴Ⅱ vol.1 23ページ)

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エンジンの熱が上がりにくい

当たり前の話かもしれませんが、冬の風は冷たいです。

特に、バイクで走っていると、身を切るような冷たさに襲われます。

ですが、悪いことばかりかというと、そうでもありません。

この冷たい風は人間も冷やしますが、バイクのエンジンも冷やします。

エンジンが風で冷やされるので、他の季節よりもオーバーヒートが起こりにくいんです。

もっとも、最近のバイクは(少なくとも公道では)オーバーヒートなんて起こさないと思いますが。

あおぶさ
あおぶさ
オーバーヒートとは「エンジンの熱が上がり過ぎて、エンジンが正常に機能しなくなる状態」のことです
ホンダ バイク CB1000R 2019年 ソードシルバーメタリック バイクを眺める人

この恩恵を最も受けることができるのは、空冷エンジンを載せたバイクです。

空冷エンジンは名前の通り、空気(走行風)で冷やしているエンジンです。

水冷エンジン(水で冷やしているエンジン)と比べると構造が簡易でコストが低いのですが、水冷エンジンよりもエンジンの熱が下がりにくいです。

なので、空冷エンジンは(水冷エンジンよりは)オーバーヒートする可能性が高いです。

あおぶさ
あおぶさ
空冷エンジンを載せたバイクといえば、ヤマハの「SR400」や「セロー250」が有名ですね
ヤマハ バイク ネイキッド SR400 2019年モデル ヤマハブラック

ですが、冬は風が冷たいのでエンジンがよく冷えます。

つまり、オーバーヒートが起こりにくいです。

そういう理由からなのか、「冬は空冷エンジンに優しい季節」と言う人もいるくらいです。

もっとも、普通に公道を走っている分には滅多にオーバーヒートしないんですけどね。

あおぶさ
あおぶさ
真夏に、セロー250に何時間も乗り続けていると、まるで「火鉢でも抱えて走っている」ような気分になります・・
ヤマハ オフロードバイク トレール SEROW250 ホワイト 2010年式 ハンドガード

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白バイがいない

冬になると白バイがいなくなります。

春~秋(特に交通安全週間中は多い)は色んな場所にいた(潜んでいた)にもかかわらず、冬になると白バイの出現率がガクンと下がります。

「取締りをする側」としては、冬に取締をするのは(ものすごく)キツいですから、当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが(冬にバイクで取締をしても「楽に」「安全に」違反金集めはできませんからね)

あおぶさ
あおぶさ
「バイパス」や「トンネルを抜けた先」に居ることが多いような気がしますね・・
白バイ バイク ネイキッド ホンダ CB1300SUPER BOL D’OR

また、ネズミ捕りの出現率もガクンと下がります。

白バイ同様、春~秋(特に交通安全週間中は多い)は色んな場所にいた(潜んでいた)にもかかわらず、冬になると途端に消極的になります。

それにしても変ですね。「事故防止」が目的のはずなら、冬でも関係なく取締りをするべきだと思うのですが(ですから、「楽に」「安全に」違反金を回収するのが目的なんですってば)

白バイ仕様のホンダのバイクのCB1300スーパーボルドール

白バイやネズミ捕りがいるのといないのでは、走りやすさが全然違います。

もちろん、日頃から危険な運転をしなければいいのですが、それでもいない方が精神的に楽なのは間違いないですよね。

ただ、気温が高くて天気がいい日は、ごくまれに交通量の多い道路にいるので、冬でも警戒を怠らないようにしてくださいね。

もっとも、冬は路面の温度が低いので、否応なしに安全運転になるのですが。

あおぶさ
あおぶさ
事前に「どんな方法で取締りをしているのか?」「どう対処すればいいのか?」を調べておくといいかもしれませんね

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景色が綺麗

冬は景色が綺麗です。

なんと言いますか、春~秋とは違った味があります。

海沿いの道路 路肩に停まっているバイク 海

もちろん、春~秋にもそれぞれの良さがあります。

ですが、冬には冬の良さがあるのも事実です。

特に、海は綺麗です。

冬の海は、なんとも形容しがたい美しさがあります。

海沿いの道路 路肩に停まっているバイク 海

あなたもご存じの通り、冬は「標高が高い場所(峠や山道)」が凍結しています。

それゆえに、必然的に海沿いの道を走ることが多くなります。

海沿いの道は日当たりがいいため、冬でも走れる場所が存在します。

もちろん、前日および当日の天候にも左右されるため一概には言えませんが、冬でもバイクで走れる道が存在するのは確かです。

海沿い 海岸

とは言ったものの、冬の海の美しさは写真ではイマイチ伝わらないかもしれませんね。

海沿いの道の駅などに立ち寄ったときでもいいので、一度見てみてください。

本当に綺麗ですよ、冬の海は。

海沿い 海岸
あおぶさ
あおぶさ
雪が降っていてバイクに乗れない日は、地図で「道探し」をするのも面白いですよ?

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走った後は水洗いをお忘れなく

以上、冬にバイクで走るメリットを書いてみました。

こうして書いてみると、意外とメリットが多いですね。

極端なことを言うと、道が凍っていなければバイクで走れます。

ホンダ VFR800F レッド 冬の道路を走るバイク

・日中(9時30分~16時30分がベスト?)に走る

・速度を控えめにする(なるべくゆっくり走る)

・減速、または停止するときはリアブレーキを併用する

・防風および防寒対策を怠らない

・こまめに休憩する

を心がけておけば、冬だからといって、特別に身構える必要もありません。

ただ、冬は(春~秋よりも)路面の温度が低いのも事実です。

走り始めたときは「ゆっくり走る → 前後のブレーキをジワリと掛ける → ゆっくり走る → ・・・」を繰り返し、タイヤを揉みほぐしておきましょう。

あおぶさ
あおぶさ
バイクのタイヤは、揉みほぐすと内部から発熱する仕組みになっています
バイクのブレーキレバーを掛ける様子

それと、冬に走ると、足回りに融雪剤が付着します。

(冬にクルマやバイクで走った後、足回りを見てみてください。何やら白いモノが付着しているはずですよ?)

バイクの足回りに付着した融雪剤

融雪剤をそのまま放置しておくと、足回りが錆びてしまいます。

帰宅したら、速やかに水で融雪剤を洗い流し、ウエスで拭いておきましょう。

それでは、この辺で。

焦らず、無理せず、事故らずに、冬を満喫できますように。

ヤマハ バイク ネイキッド SR400 2019年モデル ヤマハブラック バイクを眺める人

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