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スズキ 隼。
1999年に初代が発売されたメガスポーツバイクで、量産市販車で当時初の300km/h超えを達成したことで有名なバイクです。
デビューから10年以上経過した今でもその高性能や存在感は色褪せず、そのせいなのか「いつかは隼に乗ってみたい!」という人がいまだに存在します。
ですが、隼、というかバイクは「免許取って買ったら、はい、おしまい」ではなく、免許取って買った後も色々とすることがあります。
そこで今回は、スズキ 隼に乗るなら知っておきたいことが書かれた本をピックアップしました。
・バイクに興味がある人
・スズキ 隼に興味がある人
・「いつかは隼に乗ってみたい!」と思っている人
の参考になれば幸いです。ぜひご一読を。
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カスタム虎の穴Ⅱ ていねい整備編vol.1
バイクをはじめとする乗り物は整備が必要です。
そして、整備の基本は清掃です。
とはいえ、バイクの清掃の方法は教習所では教えてくれませんし、それこそ周りにバイクに乗っている人でもいない限り「バイクって、どうやって手入れすればいいの?」を知る機会がありません。
というわけで、まずは清掃の知識を得ることから始めてみてはいかがでしょうか。
この本は「バイクの清掃・保管」について分かりやすく書かれています。
当たり前の話かもしれませんが、バイクは走ったら汚れます。
汚れは早めに落としておくに越したことはありませんし、中には「即座に落とさなければならないもの」も存在します。
それらに関してもこの本に書いてありますので、まずは一読しておきましょう。
さきほども言いましたが、バイクは整備が必要ですし、整備を怠ると自分や周囲を危険に巻き込むことになりますので。
ベストライディングの探求
実際に乗ってみると分かりますが、隼はお世辞にも曲がりやすいバイクとはいえません。
見た目がSS(スーパースポーツ)に似ているせいなのか「曲がりやすいバイク」「何もしなくてもクネクネ曲がるバイク」だと誤解している人が少なからずいますが、残念なことにSSのように曲がれるわけではありません。
そもそも隼をはじめとするメガスポーツはSSとは設計そのものが違いますし、それこそエンジンの特性も重量も軸間距離(ホイールベース)も何もかもが違うモノを比較してどうすんのよ、って話でもあるんですけどね。
だからってわけではありませんが、隼に乗るのであれば「減速(ブレーキング)は余裕をもって行う」「コーナーに入る前に十分に減速する」を徹底する必要があります。
もちろん、これは隼以外のバイクも同じで、SSにしたって例外ではありません。
結局のところ、どのバイクに乗っていても基本は変わらないんですよ。
隼、というかバイクで公道を走る前に、まずは基本から見直してみてはいかがでしょうか。
この本は昨今のライテク本と違い、活字が主体になっています。
こう言うと「イラストや写真が主体になっている方が分かりやすいんじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。
ですが、活字が主体の本の方が「自分の頭」で考えることができます。
あらかじめ用意されたものを眺めるより、頭の中でイメージトレーニングした方が上手くなれます。
「提示された解決策(自分に当てはまるとは限らない)をただただ鵜呑みにする」と「自分なりに理解し、色々と試行錯誤したうえで解決策を導き出す」では、その後の結果が大きく変わってきます。
この本にはそのためのヒントが懇切丁寧に書いてありますので、まずは読んでみましょう。
さきほどを言った通り、どのバイクに乗っていても基本は変わりませんから。
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SUZUKI HAYABUSA
タイトルから大体想像できると思いますが、1冊丸々スズキ 隼のことが書いてあります。
隼の基本スペック・レビューをはじめとして、取り回し・開発に関する話などが書かれています。
また、隼の整備について解説されているページがあるのですが、これが非常に為(ため)になります。
各部ごとに丁寧に解説されているので、隼、というかバイクに興味がある人は一度読んでみることをおすすめします。
隼に乗っている人はもちろんのこと、他のバイクに乗っている人が見ても為(ため)になるかもしれませんよ?
ただし、このムックは数年前に出版されたものです。
それゆえに、紙の本(新書・中古本)では中々入手できませんが、電子書籍版が出ているのでkindle等で読むことができます。
もっとも、紙の本で読んだ方が分かりやすいし目も疲れないので、できる限り紙の本(中々入手できないと思いますが)をおすすめしますが。
カスタム虎の穴 2【タイヤ・チェーン編】
実際に隼に乗ってあちこち走っていると分かるのですが、隼はお世辞にも「曲がりやすい」とは言えません。
こう言うと「そもそも隼はそんなものを追求しているバイクじゃないだろ」ってツッコミがあるかもしれませんが、それでも曲がりやすさを求めてマグホイール(マグネシウム鍛造ホイール)やフルエキサイレンサーの購入を検討する人も少なからずいることでしょう。
ただし、マグホイールやフルエキサイレンサーはお世辞にも安いとは言えず、それこそ数十万円払っても余裕かませるほどの収入や資産がある人でないと中々購入に踏み切れないと思いますが(興味のある人は隼に適合するマグホイールやフルエキサイレンサーの価格を調べてみてください。それはもうステキな数字が出てきますから)。
マグホイールやフルエキサイレンサーを買うお金は無い。しかし曲がりやすくしたい。
そこでおすすめなのが、タイヤを換えることです。
タイヤは「荷重を支える」「衝撃を吸収する」「路面に力を伝える」を担う重要な部品で、同時に走りに与える影響も大きい部品です。
たかがタイヤ・・なんて思っている人も意外と多いですが、タイヤが変わっただけでも走りやすさや曲がりやすさは一変します。
というわけで、曲がりやすさを追求するのであればバイクのタイヤの基本も学んでみてはいかがでしょうか。
さきほども言いましたが、タイヤは走りに与える影響が大きい部品です。
とはいえ、タイヤの基本を押さえておかないと、タイヤメーカーのカタログを見たり、バイク屋さんのお話を聞いても「どれがどれやらサッパリ・・」「面倒くさいし、もう前と同じタイヤでいいや・・」なんてことになるかもしれません。
そうならないためにも、まずはこの本を読んでおきましょう。
この本にも書いてありますが「タイヤほど効くカスタムはない」ですから。
ただ、この本は(他の巻は販売されているにもかかわらず)新書で販売されておらず、紙の本が欲しいのであれば中古本を探す必要があります。
いちおう電子書籍版があるのでkindle等で読むことができますが、できる限り紙の本をおすすめします。
紙の本で読んだ方が分かりやすいし目も疲れないし、大事なことがたくさん書かれている本ゆえに何度も読み返すでしょうから。
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まずは知識を得るところから
以上、隼に乗ろうと思っている人におすすめの本を挙げました。
実を言うと他にもおすすめの本がたくさんあるのですが、あれこれ挙げていたらキリがないので4冊に絞りました。
そもそもこの記事で挙げた本を読むだけでも(本を読むスピードは人によって違うので一概には言えませんが)時間が掛かりますし、それこそ1冊も読み終わってないのにあれこれ色んな本に手を付けていたら混乱するだけですからね。
まずは1冊本を読んでみましょう。
色んな本に手を付けるのは、それからでも遅くないですよ?って話です。
もっとも、あなたが公道を走ること自体がはじめて(免許取りたてでいきなり隼みたいなバイクに乗る人がいるのかどうかはさておくとして)なら他の本をおすすめしますが。
こんなことを言うと「本なんか読まなくても、ネットで十分じゃん」って言う人がいますが、それはおすすめしません。
ネットの情報は嘘か真か分からないものが多く、基本を押さえていないと「どれが嘘で、どれが真か」を判別することができませんし、それこそ誤った情報を鵜呑みにした結果「バイク壊した・・」「トンデモない中古車掴まされた・・」なんてことになったら笑うに笑えません。
そんな目に遭わないためにも、まずは本を1冊読んでみませんか?
本の情報が100%正しいとは限りませんが、それでもネット「だけ」よりははるかにマシですから。
それでは、この辺で。
あなたが隼だろうと他のバイクだろうと関係なく、どんなバイクに乗っても事故らず、怪我せず、違反せず、壊さず、ずーっとバイク生活を楽しめますように。
では、なぜ私たちは知識を身につけなくてはいけないのだろうか。スマホにグーグルやウィキペディアが入っているのに。
確かに、電話番号くらいなら問題ない。だが、あらゆる知識をグーグルで代用することは当然できない。
人間には知識が必要なのだ。社会と繋がり、批判的な問いかけをし、情報の正確さを精査するために。
情報を作業記憶から長期記憶へと移動するための固定化は、「元データ」を脳のRAM(ランダム・アクセス・メモリ)からハードディスクに移すだけの作業ではない。情報をその人の個人的体験と融合させ、私たちが「知識」と呼ぶものを構築するのだ。
人間の知識というのは、暗記した事実をずらずらと読み上げることではない。
あなたの知り合いでいちばん賢い人が、必ずしも〈トリビアル・パスート[訳注:一般知識を競うクイズ形式のボードゲーム]〉で勝つとはかぎらない。
本当の意味で何かを深く学ぶためには、集中と熟考の両方が求められる。
素早いクリックに溢れた世界では、それが忘れ去られている危険性が高い。ウェブページを次から次へと移動している人は、脳に情報を消化するための時間を与えていないのだ。
スティーブ・ジョブスはコンピューターを「脳の自転車」みたいなものだと称した。
思考を早くするための道具だ。私たちの代わりに考えてくれる「脳のタクシー運転手」と呼ぶほうが正確かもしれない。
確かに快適だが、新しいことを学ぶのを誰かに任せてしまいたいだろうか?
(スマホ脳 104~105ページより)
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