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大型バイク2台持ち。
大型に乗っている人だったら、誰しもが一度は考えたことがあるでしょう。
特にユーザー車検の手順を覚えると「これだったら代行車検よりもお金掛からないじゃん。だったら・・」みたいなことを考え始め、雑誌やネットやバイク屋さんであれこれとバイクを物色してしまうという事例はザラにあったりします。困ったものですね。
そこで今回は「大型バイクを2台持ちしたい!」って人のために、大型バイク2台持ちに必要なものをまとめました。
・大型バイクの2台持ちがしたい
・他の大型バイクにも乗ってみたい
という人の参考になればと思います。
もっとも、大型2台持ちするくらいの余裕があるなら、今持っているバイクに注いだ方がいいと思うのですが、まあ、そういうことを言うのは野暮なのかもしれませんね。
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バイクの維持に掛かる費用
おそらく、大半の人は真っ先にこれを思い浮かべるでしょう。
大型に限った話ではありませんが、バイクは所有した分だけお金が掛かります。
・月々の任意保険
・自動車税
・ロードサービス料
・盗難保険料(治安が悪い地域なら必須)
・車検(排気量が250ccを超えるバイクは車検があります)
etc・・・
といった費用が、所有しているバイクの数だけ必要になるわけですから、真っ先に思い浮かべるのも無理はないでしょう。
仮に収入や資産がたくさんあったとしても、固定費が増えるのはいい気がしませんからね。
ですが、これらの費用は工夫次第で減らすことができます。
さきほども少し触れましたが、ユーザー車検は代行車検よりもお金が掛かりません。
自分で手続きや検査をする必要があるとはいえ、代行手数料が掛からなくなるのですから、大型2台持ちを検討するのであればユーザー車検の手順を覚えておいた方がいいでしょう。
自宅の床の間にでも飾っておくなら話は別ですが、車検がある以上は「車検?そんなもん知らねーよ」なんてわけにはいきませんからね。
また、点検整備費用も単純に2倍になるわけではありません。
大型と一言で言っても単気筒車(シリンダーが1本のバイク)や多気筒車(シリンダーが2本以上のバイク)があり、それぞれ部品点数や部品の種類といった各種条件が違うのですから(同じようなバイクを2台持ちしていない限り)単純に点検整備費用が2倍になるとは限りません。
それゆえに、バイク2台持ちをするときは排気量ではなく「どんな部品をどれだけ使っているバイクなのか?」を見る必要があるわけです。
もっとも、バイク1台持ちよりお金が掛かることには変わりないので、それなりの収入や資産がある人でないとキツいと思いますが。
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バイクの置き場所
大型に限らず、バイクの複数台持ちを始めると高い確率でぶち当たる壁です。
あなたも御存知の通り、大型バイクは大きいです。
少なくとも自転車を置くような感覚で置くことはできませんし、それこそ自転車みたいな感覚でその辺に停めておいたら(近隣の住人から)苦情が来たり、盗難の憂き目に遭ったりしますから。
現に、バイクを複数台持ちしている人たちも「バイクどこに置こうかなぁ・・」って、頻繁に言っています。
何だかんだで、バイクって置き場所に困るんです。
ゆえに、大型バイクを購入する前に「2台目をどこに置くか?」をよーく考える必要があります。
バイクを購入したはいいけど、後からになって「バイクどこ置こうかなぁ・・」なんてことになったら面倒くさいことになりますので。
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整備に関する知識
バイク、というか乗り物全般は整備が必要です。
あなたは十分心得ていると思いますが、乗り物は「乗ったら乗りっぱなし」というわけにはいきません。
そのため、バイクを整備するための最低限の知識が必要になってきます。
せっかく大型を購入したのに、整備不良で壊してしまったらもったいないですし、何よりそんなバイクで公道を走ったら危ないですからね。
ついでに申し添えておきますと、最低限の整備をしておかないと公道を走ることはできません。
お忘れですか、大型バイクは車検があるんですよ?
「オレ(ワタシ)はユーザーで通すつもりだから関係ねーよ」みたいなことをお考えなのかもしれませんが、ユーザーで通すおつもりなら定期点検整備記録簿を提出する必要がありますし、そもそも最低限の整備もできないのに定期点検整備記録簿の各項目に記入できるんですか?って話です。
最低限の整備って言われても、何をすればいいのか分からない・・というのであれば「バイク関連の本を読む」「バイク屋さんに聞く」といった方法で調べてみましょう。
整備を怠り、後々バイク屋さんに「修理代〇〇万円~」なんて言われたり、整備不良が原因で事故って自分や周囲を巻き込んでしまったのでは、元も子もありませんから。
普段からメンテナンスをしとれば消耗品の消耗だけで済む。そいつを怠るから、壊れなくてイイところが壊れるのだ。
ブレーキに限らず、全てのパーツは必ずや衰える。そしてそれは徐々にやってくる。だから、乗っていても気付きにくい。
その頃になると、ライダーはバイクに慣れきっている。すると、「このバイクはココがイマイチ」などと言い出して安易にカスタム・・・ってパターンは意外と多い。
パーツ本来の力を知らずして、カスタムはあり得ない。
まずは本来の性能を維持。カスタムはその先にある。
メンテナンスこそ、カスタムの第一歩なのだ。ラララ~♪
(カスタム虎の穴 vol.3【ブレーキ編】 31ページより)
時間、そして体力
バイクが2台あるということは、整備に費やする時間が増えることになります。
また、大型(というか、排気量が250ccを超えるバイク)には車検があるため、車検に掛ける時間も必要になります。
さらに、バイクに乗る時間が必要になります。床の間にでも飾っておくなら話は別ですが、せっかくお金と時間を掛けて維持しているんですから、乗らずに放置するのはもったいないですよね。
さて、大型2台持ちをするということは、これらの時間が(大型1台持ちのときより)必要になるわけですが、どうでしょう?それだけの時間はありますか?
仕事・勉強・家事・休息・睡眠といった日々のタスクをこなしつつ、これだけの時間を捻出できそうですか?
1日は24時間しかないうえに、体力だって限りがあります。
はたして、あなたは「日常生活を送りつつ、2台のバイクを整備したり車検を通したり乗ったりする時間と体力がある人」なのでしょうか?って話です。
お金と時間もそうですが、体力にも限りがあります。
複数台あるバイクに乗って、整備して、車検を通して・・なんてやっていたら体が持ちません。
無理して体を壊してしまうくらいなら、始めから複数台持ちをしない方が良いです。
何にでも言えることですが、無理しても何一つ良いことはありません。
新しいバイクが欲しい気持ちはよく分かりますが、まずは一旦立ち止まってよく考えてみませんか。
大型に限らず、バイクの複数台持ちは多大な労力が掛かりますし、それこそバイクを車庫で風化させたり体を壊してしまったのでは本末転倒ですから。
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最後に
以上、大型バイク2台持ちに必要なものをまとめました。
ここまで読み進めてくれたあなたならよく分かったと思いますが、バイクの複数台持ちはお金も時間も掛かります。
マメに整備をしたり、ユーザー車検を利用することで維持に掛かる費用を減らすことができるとはいえ、それでも多大な労力が掛かるのは事実です。
整備するのにも時間と体力が必要ですし、ユーザー車検にしたって(自分で)バイクを陸運支局に持って行ったり手続きや検査をする必要がありますから。
もう一度言いますが、バイクの複数台持ちはお金も時間も掛かります。
バイクを増台したはいいものの、バイクを車庫で腐らせてしまったり、体を壊してしまったのでは本末転倒です。
そういう意味でも、自分で管理しきれない程のものを所有するべきではありませんし、増台する前によーく考えるべきです。
時々(というか、よく)バイクを複数台所有しているものの、車庫で風化させている人を見掛けます。
けっして安くないお金と時間を割いて買ったバイクなのに、車庫に放置されて半ば置物のようになっている事例が多いです。
そうならないためにも、まずは「自分の欲望を知ること」から始めてみませんか?
意気込んでバイクを増やす前に
「なぜ大型2台持ちしたいのか?」
「そもそも自分はバイクに何を求めているのか?」
「今持っているバイク1台で楽しむ方法はないだろうか?」
を考えてみましょう。
それでは、この辺で。
あなたが大型2台持ちしようと、あるいは1台持ちだろうと何台持ちだろうと関係なく、無理なくずーっとバイク生活を満喫できますように。
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