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バイクの複数台持ちは「用途別にバイクを使い分けることができる」というメリットがあります。
その一方で「お金が掛かる」「置き場所に困る」「整備する時間と手間が増える」というデメリットもあります。
それらのメリット・デメリットを理解し、「何があっても自分で何とかする」と決めたのであれば2台以上のバイクを所有するのも悪くないでしょう。
ただし、近隣の住人や同居人に文句を言われなければの話ですが(ほら、たまにいるでしょう。こっそりとバイクを増台して旦那や奥さんに文句言われてる人が)。
そこで、2台以上のバイクを所有したいあなたに提案があります。
2台目のバイクは「なるべく手間が掛からないバイク」をおすすめします。
整備や維持に割くお金と時間は、少ないに越したことはありませんから。
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もくじ
2台目は車検が無いバイクがおすすめ
排気量250cc以下のバイクには車検がない
バイクの複数台持ちを検討しているということは、おそらくあなたが現在所有しているバイクは「車検があるバイク」なのではないかと思います(少なくとも観察した範囲では、そういう人が多いです)。
あなたもご存知かもしれませんが、車検は手間が掛かります。
ユーザー車検なら代行手数料は掛かりませんが、それでも陸運支局に行って手続きや検査を自分で行うのは地味に面倒だったりします。
「そういう面倒くさいことを自分でしたくないから」という理由でバイク屋さんにお願いしている人もいますが、それはそれで悪くありません。
代行手数料が掛かるってことは、面倒くさい手続きや検査をすべてお任せ(イヤな言い方をすると、丸投げ)できるってことでもありますので。
さて、仮に2台目のバイクも「車検があるバイク」だったらどうでしょう。
単純に考えると、車検に割く手間が2倍(あるいはそれ以上)必要になります。
つまり、排気量250ccを超えるバイクが2台あると「ユーザー車検または代行車検」を2回以上しなければならないことになりますね。
「お金と時間は、掃いて捨てるほどあるんだよ」という人であれば話は別です。
ですが、それでもバイクに割くお金と時間は少ないに越したことはありません。
そう考えると、2台目は「排気量250cc以下のバイク」にした方がいいのではないでしょうか。
排気量250cc以下のバイクには車検がありませんし、車検があるバイクを2台持ちしてもどっちか1台乗らなくなるおそれがありますからね。
ただし、整備しなければならないのは排気量250cc以下のバイクでも同じなのですが。
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125cc以下のバイクならファミリーバイク特約が使える
排気量250cc以下のバイクの中でも特におすすめなのが、排気量125cc以下のバイク(原付二種)です。
軽くてコンパクトで燃費がいいのもありますが、排気量125cc以下のバイクは「ファミリーバイク特約」が使えるというメリットもあります。
これは、125cc以下のバイクならではの特権とも言えますね。
※ファミリーバイク特約・・自動車や大型二輪を所有している場合、『月々の任意保険料+1,000円』で、125cc以下のバイク(原動機付自転車)使用中に生じた事故を補償する特約のこと
もし、あなたが「既に自動車や大型バイクを所有している」「バイクに掛かる費用をできるかぎり抑えたい」「2台目のバイクで遠出する気がない」のであれば、使わない手はありません。
2台目以降のバイクに「125cc以下のバイク」を検討しているのであれば、ファミリーバイク特約も検討してみましょう。
もっとも、そんなに遠出しないのであれば自転車で十分な場合もありますので、その辺もよく考える必要があるのですが。
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ユーザー車検ができれば、大型バイク・車検ありのバイク2台持ちも可能?
さきほど少し触れましたが、バイクの車検は「代行車検」「ユーザー車検」の二通りがあります。
代行の場合、陸運局への問い合わせ(予約)、車検場への運搬、書類の作成、検査(場合によっては修理も)といった面倒くさいことをバイク屋さんにお任せできます。
ですがその反面、ユーザー車検よりもお金が掛かります。
とはいえ、作業内容から考えたら決して高いわけではないし、何よりプロ(バイク屋さん)のチェックがあるのは頼もしいです。
「車検はお金が掛かるからヤダ~」なんてブツブツ言っている人もいますが、はたしてその人たちは自分のバイクの異常を察知(場合によっては修理)することができるのでしょうか?
ユーザー車検の場合、代行よりもお金が掛かりません。
ですが、陸運局への問い合わせ(予約)、車検場への運搬、書類の作成、検査(場合によっては修理も)といった面倒くさいことを自分で全部しなければなりません。
しかしそれは言い方を変えると「自分で手続きや検査することができるなら代行手数料が掛からない」ということでもあります。
つまり、ユーザー車検の手順を知っていれば大型バイク・車検ありのバイク2台持ちも不可能ではないってことですね。
こう言うと「そんなことしたら大型バイクの維持費が2倍になるじゃないか!」って思う人もいるかもしれません。
ですが、バイクの台数が増えたところで「乗る時間」が2倍になるわけではありませんし、それこそ限られた時間で両方のバイクに万遍なく乗っていたら(バイク1台における)消耗品の減りも少なくなりますから。
日頃からマメに整備しており、自分で車検を通せる人であれば「大型バイク・車検ありのバイク2台所有」のハードルもそこまで高くありませんので、お金と時間と置き場所(それと体力)に余裕があるのであれば検討してみるのも悪くありません。
もっとも、万遍なく何でもできるバイクが1台あれば十分な場合もありますので、その辺もよく考える必要があるのですが。
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そもそもあなたがバイク複数台持ちしたい理由は何?
以上、2台以上のバイクを所有するにあたって色々と話しました。
排気量250cc以下のバイクだけではなく、工夫次第では大型バイク・車検ありのバイク2台所有(正直おすすめしませんが)もけっして不可能でないことも分かっていただけたかと思います。
実を言うと、バイクの維持費って排気量だけで決まるものじゃないんですよ。
バイクの維持費(の大半を占める整備費用)は「走行距離」「走り方」「保管状況」に左右されるため、排気量だけでは一概に決まりません。
雨風が当たらない場所に保管し、日頃からマメに整備していれば油脂や部品交換に掛かる費用を抑えることができますし、それこそ乗る機会が少ないのであれば意外と簡単に維持することができます。
もっとも、乗る機会が少ないバイクをわざわざ維持する必要があるのかと言われると甚だ疑問ですが。
ここまで何度も話したように、バイクはお金と時間が掛かります。
いくら工夫次第で何とかなると言っても、結局何らかの形で面倒くさいことをする必要があります。
当たり前の話ですが、お金と時間には限りがあります。
限りあるお金と時間をバイクだけに集中させた結果、生活が破綻してしまったのでは元も子もありません。
好きなこと・やりたいことだけを追求する生き方を否定するわけではありませんが、お金と時間をすべてバイクにつぎ込む生き方はリスクが高いのも事実です。
もし何か不測の事態が起こった場合、あなたはどうするおつもりなんですか?
何らかの苦境に陥ったとき、手元にこれっぽっちもお金が無かったらメチャクチャ困るのではありませんか?って話です。
ときどき「整備なんかしなければいい」みたいなトンデモ発言をしている人がいますが、そういう人は複数台持ち、というかバイクに乗ること自体やめておきましょう。
あなたなら御存知だと思いますが、バイクは自分の命を載せて走るものです。
整備をしないで公道を走るなんてもっての外です。
つまり、金銭的(および時間的)な理由で整備できないなら、始めからバイクの複数台持ちをしてはいけないってことですね。
置き物として自宅に飾っておくなら話は別ですが、そうでないなら買う前によーく考えてみてはいかがでしょうか。
仮に事故ったとしても、「整備しなかった」なんて言い訳は通用しませんから。
2台以上のバイクに万遍なく乗るのは、口で言うほど簡単ではありません。
バイクを増台したのはいいけど、乗る時間を捻出できず・・って事例も、ホントによく見かけます。
そうならないためにも、まずは「自分の欲望を知ること」から始めてみてはいかがでしょうか。
バイクを購入する前に一旦立ち止まり、
「なぜ、2台以上のバイクを所有したいのか?」
「そもそも自分はバイクに何を求めているのか?」
「バイクを増やさなくてもいい方法はないだろうか?」
をよーく考えてみてくださいね。
それでは、この辺で。
あなたがバイク複数台持ちしようと、または1台持ちしようと関係なく、いつまでも無理なく安全にバイク生活を満喫できますように。
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