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突然ですが、あなたはバイクカバーを使っていますか?
バイクカバーとは名前の通り、バイクに掛けるカバーのことです。
バイクカバーを掛けることでバイクが汚れるのを防いだり、バイクが盗難の憂き目に遭うのを防ぐことができます。
もし掛けてないのであれば、バイクカバーを掛けておきましょう。
シャッターや空調が付いているガレージならまだしも、そうでない場所にバイクを停めるのであればバイクカバーは必須ですから。
とは言ったものの、上記の話を聞いてもピンと来ない人もいるかもしれませんね。
そこで今回は、バイクカバーを掛けることにより得られる効果をまとめました。
「軒下や駐輪場やカーポートにバイクを置いている人」「そもそもバイクカバーの役割を知らない人」の参考になれば幸いです。ぜひご一読を。
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バイクを汚れから守る
当たり前の話かもしれませんが、バイクをそのまま置いていると風が当たります。
風が当たるということは、風が運んできた汚れがバイクに付着します。
バイクをそのまま放置していたら、いつの間にか砂やホコリまみれに・・なんてことになってしまいます。
もちろん、こまめにバイクを掃除しているのであれば問題ありません。
ですが、そこまで頻繁にバイクを掃除するのは、少なくとも口で言うほど簡単ではありません。時間も気力も、けっして無限ではないのですから。
砂やホコリまみれになっているにも関わらず放置し続けていた結果、バイクが傷んでしまい、とうとうまともに走れなくなった・・・なんてことになったらイヤですよね。
そこで、バイクカバーの出番です。
バイクカバーを掛けておけば、バイクを砂やホコリから守ることができます。
そうすれば、バイクを常にキレイな状態にしておくことができます。
バイクを常にキレイにしておくことで「ちょっとした変化」を敏感に察知することができます。
「ちょっとした変化」を察知することができれば速やかに対処できますし、そうしておけば安全に走れる状態(どこも壊れていない状態)を維持できます。
キレイにしておくというのはけっして外見だけの話ではなく、少々大げさな言い方をするのであれば安全に走るためにも必要だということですね。
また、バイクカバーは(汚れだけではなく)夜露や紫外線からもバイクを守ってくれます。
バイクの敵は汚れや雨だけではありません。
晴れていても夜露はバイクを濡らし、錆びの原因になります。
そして紫外線は、塗装を傷める原因になります。
特にオフロードバイクやスクーターに使われている外装パーツは紫外線に弱く、外装が白くくすんだり変色したりします。
この夜露と紫外線も、バイクカバーを掛けることで防ぐことができます。
そういう理由から、たとえ屋根がある場所にバイクを停めるのだとしても、バイクカバーを掛けておくことをおすすめします。
いくら屋根があったとしても、夜露や紫外線までは防いでくれませんからね。
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バイクを盗難から守る
バイクに乗っていると事故だけではなく「バイクが盗まれないか?」も心配になります。
日本は(外国と比較すると)治安が良いのですが、それでもバイクや車が盗難の憂き目に遭っています。
そんな目に遭わないためにも、私たちはバイク(またはクルマ)が盗まれないよう対策を練る必要があります。
なんでそんな面倒くさいことを・・って気持ちはよく分かりますが、憤ったところで泥棒はいつ出没するか分かりませんし、日本の治安だって今後どうなるか分かりませんから。
その対策の一つとして「バイクカバーを掛けて、車種の判別を困難にする」というものがあります。
当たり前の話かもしれませんが、泥棒がバイクを盗むには「盗む対象を認識できる」ことが必要になってきます。
つまり、言い方を変えると「盗む対象を認識できない=バイクが標的にされない」ということになりますね。
バイクを置いておくとき、「パッと見で車種を判別させない(何が置いてあるのか分からない)」を意識して対策するだけでも、標的にされる可能性が下がります。
そのためにも、バイクカバーを掛けておきましょう。
「遠くから見ても車種を判別できる」のと「そもそも何が置いてあるのか分からない」のでは全然違いますから。
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バイクが濡れるのを「ある程度」防げる
バイクカバーは水をある程度は防いでくれます。ある程度は。
それゆえに、バイクカバーを掛けていれば雨ざらしにすることもできるのでは?と思っている人もいるかもしれません。
ですが残念なことに、バイクカバーは雨水を通します。
バイクカバーを掛けて雨ざらしにしておくと、バイクがずぶ濡れになってしまいます。
興味のある人はバイクにバイクカバーを掛けて、雨が上がった直後にバイクを直に触ってみてください。意外と濡れていることに気付くはずですから。
いちおう、バイクカバーの紹介文には「防水」と書かれていますが、完全に水を防いでくれるわけではありません。
では、バイクカバーだけでは野ざらしにすることはできないのか?と思うかもしれませんが、そういうわけでもありません。
アウトドア用品店や登山用品店に売っている撥水剤を使えば、カバーの防水性を上げることができます。
撥水剤には「スプレー・タイプ」と「ウオッシュ・イン・タイプ」がありますが、撥水効果と持続力が高い方をお求めでしたら後者をおすすめします。
スプレー・タイプはお手軽に使える反面、持続力がそこまで高くありませんから(※結構頻繁に吹き付ける必要がある)。
ただし、カバーの防水性を上げると、逆に問題になることもあります。
あなたもご存知の通り、濡れた地面が乾くと水蒸気が立ち上ります。
立ち上った水蒸気はカバーの内側に籠もり、カバー内の湿度を上げ、バイクを錆びさせる原因になってしまいます。
カバーの防水性が上がると(外側から)雨水を通しにくくなりますが、それは同時に「立ち上ってくる水蒸気を内側に閉じ込めてしまう」ということでもあります。
もし撥水剤を染み込ませたカバーを使うのであれば、雨が上がる度に「カバーを干す。バイクを乾かすついでに走る」を行いましょう。
もっとも、実際にはそうもいきませんし、それこそ雨が上がる度にカバーを干したり走ったりするくらいだったら屋根付きの駐車場を探した方が良いと思いますが。
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古くなったら「買い換え」ではなく「買い足し」を
以上、バイクカバーの効果をまとめました。
バイクカバーには「バイクを汚れから守る」「バイクを盗難から守る」という効果があります。
中には、バイクカバーを掛けることに対して「面倒くさいなぁ・・」と思う人もいるかもしれませんが、ちょっとした一手間を掛けることで良い状態を保ち続けることができるのも事実です(実際、バイクにずーっと乗り続けている人たちは、そういう一手間を掛けてバイクの状態を常に良好にしています)。
それと、バイクカバーが古くなったら捨てずにそのまま持っていてください。
たとえばの話ですが、新しいカバーと古いカバーがあれば2枚掛けができます。
カバーは1枚よりも2枚の方が防水効果が高くなりますので、たとえ古いカバーだったとしても「2枚掛けの外側」として使うこともできます。
もっとも、「雨水を通さない」ってことは「水蒸気が内側に籠もる」ってことでもありますので(カバーに撥水剤を染み込ませたときと同じように)雨が上がる度にカバーを干したり、走ったりする必要があるわけですが。
それでは、この辺で。
あなたがバイクカバーを使い始めた後も、ずーっとバイク生活を満喫し続けられますように。
あと、台風の日はバイクカバーを外しておきましょう。
台風の日にバイクカバーを掛けていると、強風で煽られてバイクが倒れてしまいます。
台風の日はバイクカバーを外すだけではなく、
・ギアを1速に入れておく
・タイベルトで(バイクを)柱や地面に固定しておく
・センタースタンドではなく、サイドスタンドで支える
といった対策で台風をしのぎましょう。
もっとも、雨風を防げる置き場所があればここまで神経質になる必要はありませんし、それこそ雨風や盗難にいちいち神経を尖らせるくらいだったらちゃんとした置き場所を探した方が良いと思いますが。
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