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冬は雪が降っているため、基本的にバイクに乗ることはできません。
どうしても走りたいのであれば、クルマや人がいない場所を走るしかありません。タイヤが滑ってまともに走れませんから。
ところが面白いことに、そんな季節であるにもかかわらず「雪の上をバイクで走りたい!」という人(好事家)も少なからず存在します(この記事を読んでいるということは、ひょっとしたらあなたもその一人なのかもしれませんね)。
そこで今回は、バイクで雪の上を走るのに必要なものをまとめてみました。
・バイクで雪の上を走ってみたい人
・オフロード走行に興味がある人
の参考になれば幸いです。
さきほども言いましたが、雪の上はタイヤが滑ってまともに走れません。
それゆえに、転ぶことを前提とした準備が必要になりますし、けっして安易な気持ちでマネしてはいけません。それだけはお忘れなく。
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プロテクター
プロテクターといっても、特別なものを用意する必要はありません。
オンロードやオフロードで使っているものをそのまま流用しましょう。
中には「そもそもそんなプロテクターを持っていない」「ライディングジャケットしかない」という人もいるかもしれませんが、無理にバイク用のプロテクターにこだわる必要はありません。
ローラーブレードやサバゲ―のプロテクターでも問題ありませんので、もし持っているのであればそのまま使いましょう。
とはいえ、はじめから持っているならまだしも、そうでもないのにローラーブレードやサバゲ―のプロテクターをわざわざ用意するのもおかしな話ですね。
もし、「流用できるプロテクターがない」「プロテクターを貸してくれる友人や知り合いがいない」というのであれば、プロテクターを一式用意しておいた方がいいかもしれません。
こういうプロテクターを一式持っていると、他の場面でも活躍しますから。
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レインウェア
今回走るのは雪の上です。
ということは、転んで雪の上に倒れることも想定しておく必要があるわけですね。
バイク用のレインウェアを着用しましょう。
バイク用のレインウェアは防水だけではなく、「隙間から走行風や雨水が入ってこない」「温かい」といったメリットもあるため、冬に雪の上を走るには打ってつけの一品です。
今の時代、手ごろな価格のレインウェアもあります。
雪の上を走るだけではなく、「雨の日でもバイクに乗る」「秋・冬でもバイクに乗る」というのであれば持っておいて損はありません。一着用意しておきましょう。
※ちなみに、登山用のカッパを流用するのはやめておきましょう。当たり前の話かもしれませんが、登山用のカッパは「バイクに乗ること」を想定していませんから。
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防水グローブ
当たり前の話かもしれませんが、雪を触ると手が濡れます。
ということは、グローブにも防水機能が備わっている方が望ましいですよね?
レインウェアだけではなく、防水グローブも用意しましょう。
防水グローブといっても、そこまで高価なものを用意する必要はありません。
ツーリング、または普段使いのもので十分ですので、1セット用意しておきましょう。
オフロードブーツ
何度も言いましたが、雪の上はタイヤが滑ってまともに走れません。
ということは、「転んだときに足を守るもの」「隙間から雪が入ってこないもの」も必要だということは、もう説明する必要もないかと思います。
「そんな都合のいいものがあるのかい?」と思うかもしれませんが、あるんですよ。ほら、オフロード走行するときに何か履きますよね?
そうです、オフロードブーツです。
オフロードブーツは足を守ってくれるだけではなく「隙間から雪が入りづらい」「内部に水が浸透しない」といったメリットがあります。
それはまあ、すべてのオフロードブーツが防水機能を備えているわけではありませんし、「積極的に雪の上を歩いてください」ってものでないのも事実です。
ですが、「オフロードブーツがある」と「ない」のでは安心感が全然違いますし、歩いても隙間から雪が入ってこないのは(ものすごく)心強いです。
ちなみに、オフロードブーツは(多少値が張っても)良いモノを用意することをおすすめします。
低価格のオフロードブーツはスキー靴みたいにカチコチだったり、すぐ脱げ落ちたりしますから。
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まとめ
以上、バイクで雪の上を走るのに必要な用品をまとめてみました。
こうして見てみると、意外と数は少なく、人によってはほとんどのモノが流用で何とかなっちゃうのが分かるかと思います。
強いて言えばエンジンスターターがあれば安心感が増しますが、それにしたってバッテリーを日ごろから点検・充電していれば未然に防げますからね。
もっとも、それでも「転ばぬ先の杖」はあるに越したことはありませんが。
中には「あれ?ヒートインナーないと寒くない?」と思う人もいるかもしれません。
ですが、雪の上を走っていると予想以上に体を動かしますので、ヒートインナーがなくても寒さを感じませんし、むしろヒートインナーを着用していると暑くなるでしょう(笑)
とはいえ、これも個人差があるので、まずはここまで挙げた4つを揃えて実際に走ってみるといいでしょう。
最後に一つ言っておきますが、これらのモノがある(または用意できる)からといって安易に走りに行かないでください。
くどいようですが、雪の上はタイヤが滑ってまともに走れません。ようするに、危ないんですよ。
雪の上を走っている人たち(好事家たち)を見ると「よーし、オレ(ワタシ)も走りに行くぞ!」と思うかもしれませんが、あの人たちはそのことを十分理解したうえで走っています。
ですが、あなたはどうでしょうか?
まさかとは思いますが、安易な気持ちでマネしようとしているのではありませんか?
もちろん、あなた自身がそのことを十分理解しているのであれば問題ありません。
ただ、どうしても雪の上を走るのであれば
① 人や車がいない場所を走る(間違っても一般公道を走らないこと)
② 雪(または雨)が降っていない日に走る(遭難するおそれあり)
③ 最低でも二人で行く(絶対に一人で行かない)
を厳守してください(といっても、当たり前のことばかりですが)。
走りに行ったはいいものの、事故ったり怪我したり、最悪命を落としたのでは元も子もありませんからね。
それでは、この辺で。
あなたが雪国に住んでいようと、またはそうでなくても、そんなことや季節に関係なくバイク生活を満喫できますように。
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