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突然ですが、あなたはオフ車(オフロードバイク)に乗ったことがありますか?
オフ車というと「林道を走るバイク」「モトクロスコースを走るバイク」と思っている人が意外と多く、ひょっとしたらあなたもオフ車を日常の移動手段として用いることに対して懐疑的かもしれません。
たしかに、パッと見の印象ではとても街中を走るバイクには見えませんので「オフ車で街中?」って思うのも無理からぬことなのかもしれませんね。
ですが、オフロードを走るだけがオフ車ではありません。
オフロードバイクは街中の移動手段としても優秀です。
かくいう私もオフロードバイクを日常の移動手段として5年間使い続けており、そのことを実感しています。
そこで今回は、オフロードバイクが街乗りに適していると思う理由をまとめました。
・バイク選びで悩んでいる人
・オフロードバイクに興味がある人
・オンロード(ツーリング・ワインディング)以外のこともやってみたい人
・オンロードもオフロードも楽しみたい人
の参考になれば幸いです。ぜひ読んでみてくださいね。
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スリムで軽い
まずオフロードバイクの特徴として挙げられるのは「スリムで軽い」ことです。
スリムで軽いバイクは、街中を移動するのに便利です。
スリムで軽いバイクは
・路肩や駐車場(または駐輪場)に停めるのが楽
・細い路地に入ることができる
・すり抜けが容易(もちろん、安全を確認した上で)
といったメリットがありますので、大きくて重いバイクで移動するよりも街中を移動しやすいです。
厳密に言うと、大きくて重いバイクでも街中を移動することは不可能ではありません。
ですが、大きくて重いバイクは駐輪場に停めるのも一苦労ですし、それがリッタークラス(重量200kg超えが当たり前)になると自宅から出るのも億劫になることでしょう。
なんだかんだでそんなバイクを押し引きするのは大変ですし、それこそ日常の移動手段として使える人なんてほとんどいないのではないでしょうか。
もっとも、あなたがよほどの力持ちで、かつ体力や気力に自信がある人であれば話は別ですが。
それはまあ、外国のように道が広く、バイク用の駐車場があちこちにあれば大型でも難なく移動できるかもしれませんよ?
ですが、残念なことに日本の道路はそこまで(というか、まったく)バイクに配慮していないのが現状です。
早い話、日本の道路って狭いんですよ。
それゆえに、大きくて重いバイクは街中では苦戦を強いられます。
日本の狭い道路、特に街中では「スリムで軽いバイク」の方が快適に移動できます。
そこで有力候補として挙がってくるのが「125ccクラス(原付二種)」または「オフロードバイク」というわけです。
そういう観点から見ると125ccクラスのオフロードバイクが望ましいのかもしれませんが、125ccクラスのオフロードバイクは数が少ないんですよね。残念なことに。
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転倒しても大したダメージにならない
オフロードバイクは「未舗装路を走ること」を想定したバイクです。
未舗装路とは、
・土の上
・砂の上
・砂利道
・岩場
・河原
といった道(道と呼べるのかは疑問ですが)のことです。
早い話、アスファルトで舗装されていない道のことですね。
土の上や砂利道と聞くと大体想像できるかもしれませんが、こういう場所を走るとタイヤが滑ります。
それゆえに、オフロードバイクは転倒することを前提に作られています。
つまり、転倒しても大したダメージにならないし、転倒した直後でも(損傷の程度にもよりますが)何事もなかったかのように動きます。
一方、オンロードのバイクは転倒することを前提としていません。
しかも、オンロード(舗装路)は
・オフロードよりも走行スピードが速い
・地面が硬い(アスファルト)
・あちこちにガードレールや縁石がある
・クルマが走っている
といった悪条件が揃っているため、転倒の仕方次第では自走できなくなる場合もあります。
カウルやサイレンサーにすり傷が付く程度ならまだ自走することはできますが、クランクケースが割れたら自走することができなくなります。
そう考えると「転倒しても大したダメージにならない」ってのは街中でも大きなメリットになるのではないでしょうか。
街中だってけっして安全な場所ではありませんし、それこそ100%の安全を保証できる人なんていないでしょうから。
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汚れても気にならない
もともとオフロードバイクは土の上や砂利道を走るバイクです。
なので、多少の汚れがあっても気になりません。
これもオフロードバイクならではのメリット(?)だと言えますね(もっとも、これは人によるので一概には言えませんが)。
今でも色んなバイクを見る機会がありますが、オフロードバイクを隅々までピカピカにしている人はほとんどいません。
中には「えっ、そこまでする必要あるの!?」って思うほどピカピカにしている人もいますが、そこまで神経質にならなくてもオフロードバイクはフツーに走ります。
もっとも、日ごろから最低限の整備をしていれば、という話は今さら言う必要はないかと思いますが。
街中の移動手段として使うのであれば、汚れても気にならないバイクの方がいいです。
そういう視点から見ても、オフロードバイクは日常の移動手段(街乗り含む)に適していると言えます。
仕事や他の用事を済ませて帰宅したあとにバイクを掃除するのは、思いの外気力が要りますから。いや、ホントに。
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まとめ
以上、オフロードバイクが街乗りに適している理由をまとめました。
ここまで何度も言いましたが、オフロードバイクは街乗りや日常の移動手段として優れています。
余談ですが、オフロードバイクは街中で普通に走っても乗りやすいです。
ヘンテコな調整をしていない・最低限の整備をしていることが前提ですが、オフロードバイクのフロントフォークとリアショックアブソーバーはストローク(大雑把に言うと、伸び縮みする範囲)が長いです。
そのため、ちょっとした加速・減速でもユサユサ、速く曲がらなくてもユサユサ・・って姿勢変化をします。
つまり、そんなにスピードを出さなくても、乗り手が強く意識しなくても「走る・止まる・曲がる」に必要な荷重移動ができるってことです。
もともと悪路を想定したフロントフォーク・リアショックアブソーバーですが、意外なところで役に立ちますね。
それと、オフロードバイクを街乗りに使うにあたって注意することがあります。
オフロードバイクはスクーターのように収納スペースはありません。
それゆえに、オフロードバイクで街中を移動するつもりであればリアキャリアやトップケースなどを付ける必要があります。
オフロードバイクを日常の移動手段にするならリアキャリアは必須です。
他のパーツは後からでもいいので、まずはリアキャリアだけでも付けておきましょう。
また、中古車を買う際は車輌の状態をよーく観察してください。
残念なことに、250ユーザーの中には「250は車検がない = 整備しなくてもいい」と勘違いしている人がいます。
そういう事情からか、250の中古車は整備不良のモノがホントに多いです。ご注意を。
それでは、この辺で。
あなたがオフロードバイクに乗ろうと、オフロードを走ろうと、オンロードを走ろうと関係なく、立ちゴケ・走りゴケ無きよう楽しく安全に走り続けることができますように。
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