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雨の日は路面が濡れています。
それゆえに、いつもよりタイヤが滑りやすくなっています。
それだけではありません。
雨の日は道路上のあらゆるものが凶器に早変わりするため、何も考えずに漫然と走っているとタイヤがズルっ!と滑ってガシャン!・・・なんてことになるおそれがあります。
プロテクターがあれば身を守ることはできますが、そうでなくてもバイクは傷つきますし、最悪の場合、他のバイクやクルマを事故に巻き込んでしまうかもしれません。
そうならないためにも、バイクで公道を走るのであれば「雨の日の道路にはどんなものがあるのか?」を知っておく必要があります。
そこで今回は、雨の日にバイクのタイヤを滑らせるものを挙げてみました。
・雨の日もバイクに乗る人
・免許を取って間もない人
にはおすすめの内容となっておりますので、ぜひご一読を。
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マンホールの蓋
マンホールの蓋はツルツルしているため、タイヤが滑りやすいです。
雨の日は特に滑りやすくなるため、マンホールの蓋を見つけたら迷わず避ける必要があります。
ですが幸い(?)なことに、マンホールの蓋は大きいので発見しやすいです。
常に前方を確認していれば、まず見逃すことはないでしょう。
ですが、薄暗いとき(早朝・夕方・夜)は要注意です。
マンホールの蓋は暗闇に溶け込みやすい色をしているため、周囲が薄暗くなった途端に発見しづらくなります。
雨が降っているときは特に発見しづらいので、晴れている日はもちろんのこと、雨の日も「二歩先」を見る習慣を身に付けましょう。
濡れた落ち葉
濡れた落ち葉は、まさしく凶器と呼ぶにふさわしいでしょう。
踏んだら、それはもう盛大にタイヤが滑りますので。
山の中を走るときは要注意です。
特に秋になると、コーナーを曲がった先に大量の濡れ落ち葉があった・・・なんて場面にはよく遭遇します。
いずれにしても、道の先に「どんな危険が潜んでいるか?」を意識することは大事ですね。
こんなことを言うと「街中だったら関係ないじゃん」と思うかもしれません。
ですが、残念なことにそういうわけにはいきません。
ほら、街中にも街路樹がある(道路に葉っぱが落ちている)じゃないですか。
というわけで、街の中を走るときも気を抜くことはできません。
道路が「街路樹から落ちた葉っぱ(しかも雨で濡れている)」で埋め尽くされていた・・・なんてことはザラにありますし、あなたもそういう光景をよく目にしているはずです。
さきほども言いましたが、常に「二歩先」を見ることが大事です。
道の先に何があるか分かれば「避ける」「減速する」といった対処ができますからね。
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ペイント(路面標示の塗料)
ペイントというのは路面標示、いわゆる道路に塗られた塗料のことです。
ほら、横断歩道や中央線にホワイトやオレンジの塗料が使われていますよね?あれのことです。
おそらく、あなたも日ごろから見ているのではありませんか?
ひょっとしたらあなたは「で、その塗料も踏むなって言いたいんでしょ?」と思うかもしれませんね。
おっしゃる通りです。雨の日はこの塗料も滑りますので、可能な限り避けてください。
とはいえ、さすがにすべての塗料を避けるのは難しいかもしれません。
なんだかんだで、路面標示は道路のあちこちにありますから。
どうしても避けられないのであれば、致し方ありません。
塗料の上を通過するまえにしっかり減速し、そのまま通過してしまいましょう。
いずれにしても、道の先を見て「避ける」「減速して通過する」の判断は大事です。
常に「二歩先」を見て走りましょう。
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縦溝(グルービング工法)がある道路
縦溝(グルービング工法)が施された道路はタイヤが滑りやすいです。
晴れているときでさえタイヤが滑りやすいのに、雨が降ることでさらに滑りやすくなります。
※グルービング工法・・道路の路面に溝を刻む工法。溝を刻むことで路面に水が溜まりにくくなるため、(降雪時に)路面が凍りにくくなります。
クルマならまだしも、バイクから見たら「いやいや、何の冗談だよ」と思ってしまいますが、既に溝が刻まれている以上はどうすることもできません。
縦溝が刻まれている道に入る前にスピードを落とし、ゆっくりと通り過ぎましょう。
また、「リアブレーキを(ロックしない程度に)掛けながら走る」という手もあります。
これができると「雨の日の路面」や「未舗装路」を走るときに役に立ちますので、頭の片隅にでも置いておいてください(もちろん、道に入る前にしっかりスピードを落とすことが大前提ですが)。
「タイヤが滑る」なんて事態は晴れの日でも起こり得ますし、それ以前にタイヤのグリップを過信するのは危険ですから。
※ただし、自信がないならやらないでください。リアブレーキを掛け過ぎて後輪がロックしてしまったら、それこそ本末転倒ですから。
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融雪装置
融雪装置もタイヤを滑らせます。
ですが意外なことに、このことをあまり意識しない人が多いです。
まあ、マンホールの蓋よりもはるかに小さく、暗闇に溶け込みやすい色をしているので無理からぬことなのかもしれません。
だからなのかもしれませんね、雨の日に融雪装置を踏んで(タイヤが)滑ってガシャン!・・なんて人を見かけるのは。
小さくてなかなか気づかないかもしれませんが、それでもタイヤを滑らせるものであることは事実です。
見つけたら迷わず避けてください。
マンホールの蓋よりは発見しづらいですが、よーく見てみると「道路の中央に配置されている」のが分かりますので、右折または左折をするときは「しっかりと減速する」「避ける」で対処しましょう。
ここでも「二歩先を見る」「しっかりと減速する」が大事だってことですね。
「ウエットグリップが優れたタイヤだから大丈夫!」とか「ABSがあるから大丈夫!」と豪語(妄信?)する人もいますが、絶対に滑らないタイヤなんて存在しませんし、ABSがあるからといっても過信は禁物ですから。
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まとめ
以上、雨の日にバイクのタイヤを滑らせるものを挙げてみました。
ひょっとしたらあなたは「日ごろから見ているものばっかりじゃん」と思ったかもしれません。
とはいえ、今回挙げたものは一例に過ぎず、道路には他にも怖いものがたくさんあります。
たとえば、
・木の枝
・空き缶
・ペットボトル
・砂
・小石
etc・・・
といったものがそれに該当しますが、どれも踏んだら盛大に転びますので迷わず避けてください。
もっとも、そんなものを好き好んで踏む人なんていないと思いますが。
道にあるもの(落ちているもの)は、踏んでもロクな目に遭いません。
踏んで転んで修理代〇~〇〇万円、または他人を巻き込んだ大事故に発展・・・なんてことにならないためにも、晴れ・雨関係なく「二歩先」を見ることが大事です。
他にも、
・タイヤのスリップサインが出ていないか確認する
・スピードは控えめに
・「歩行者や自転車はいつでも飛び出してくる」と心得る
・クルマを信用しない
・焦らない、無理しない
も大事です。常に心がけてくださいね。
それでは、お気を付けて。
あなたが雨の日でも晴れの日でも、事故らず体調を崩さず、ずーっと穏やかにバイク生活を満喫できますように。
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