オンロード走行

オフロードバイクのヘルメットでオンロード走行をおすすめしない理由

ヤマハ バイク リッターSS YZF-R1 2019年式 ブルー プレスト SHOEI ヘルメット モトクロス VFX-WR ホワイト

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バイクのヘルメットは、色んな種類のモノがあります。

各々のヘルメットは、それぞれが用途に合わせた作りになっています。

よって、まずは「自分はバイクで何がしたいのか」「自分はどんなバイクに乗りたいのか」を洗い出すことから始まります。

ところが世の中には、突拍子もないことを思いつく人がいるもので、「オフロードバイク用のヘルメットでオンロード(舗装路)を走ったらどうなるんだろ?」と考える人もいるのではないかと思います。

SHOEI ヘルメット オフロード モトクロス VFX-WR ホワイト

というわけで(?)、オフロード用ヘルメットを被って高速道路を走ってみたことがあるのですが、結論から言うと「やめとけ、危ないから」の一言に尽きます。

今回はオンロード走行でのオフロードバイク用ヘルメットの使用をおすすめしない理由を書いてみようと思います。

・これからバイクに乗ろうと思っている人

・バイクのヘルメット選びで悩んでいる人

・手持ちのオフロードバイク用のヘルメットの再利用を考えている人

の参考になれば幸いです。

なお、この記事に書かれていることは、あくまで高速道路を走ったときの話です。

一般公道を走るときは気にする必要はないので、ちょっとしたネタていどに読んでいただければ幸いです。

もっとも、一般公道をそんな速いスピードで走る人なんていないと思いますが。

※この記事でのオフロード用ヘルメット(以下、オフヘルメット)とは「モトクロス用のヘルメット」を指しています。

オフヘルメットの種類については以下の記事に書いてありますので、こちらも併せてご覧ください。

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目に風が入ってくる

オフヘルメットにはシールドが付いていません。

それゆえに、走行時はゴーグルが必要になってきます。

あおぶさ
あおぶさ
ゴーグルを着用していないと目にゴミや虫が入ってきます・・
オフロードバイク用のゴーグル

ですが、ゴーグルは何でも防いでくれるかというと、残念なことにそうではありません。

ゴーグルは風を防げません。

まったく防いでくれないというわけではありませんが、それでも風を通してしまうのは事実です。

風を通してしまうことの何が問題なのかというと、風が目にビュービュー入ってくるんです。

ゆっくりと走っている分には問題ないのですが、スピードを出せば出すほど風が目に入ってくるので目を開けていられないんです。

あおぶさ
あおぶさ
ずーっとその状態で走っていたら涙が出てきます・・

シールドは(ゴミや虫や雨だけではなく)風も防いでくれているんです。

日頃からシールド付きのヘルメットを使っていると、そのありがたみに中々気づけないんですけどね。

まあ、使っていたゴーグルがボロかったというのもあるので、ちゃんとしたゴーグル(?)を使えば話は別かもしれませんが。

SHOEI Z-7 ヘルメット シールド

ゴーグルがずり落ちる

オンロード走行をしていると、後方確認のために振り向くことが必ずあります。

(例:車線変更時、周囲の状況の確認、白バイによる追尾の有無の確認)

さきほども触れましたが、オンロードはオフロードよりも速いスピードで走ります。

そんな状況の中、ゴーグルを着用した状態で後ろを振り向くと何が起こるでしょうか?

ゴーグルがずり落ちます。

ゴーグルが風に煽られてずり落ちちゃうんです。

あおぶさ
あおぶさ
さっきまで目の前にあったゴーグルが突然消えたら、マジでビックリします・・・

ゴーグルが下にずり落ちるならまだいいんです。

道路に落ちませんし、後続車に当たることもありません。

ですが、もし上に吹っ飛んじゃったら?・・・と思うとゾッとしませんか。

オフロード用のゴーグルは、あくまでオフロード走行での使用を想定して作られたものです。

オンロードではシールド付きのヘルメットを使いましょう。

もっとも、ボロいゴーグルではなく、ちゃんとしたゴーグルなら話は別かもしれませんが。

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バイザーが風に煽られる

オフヘルメットにはバイザー(泥除け)が付いています。

走る度に泥や小石が飛び散るオフロードにおいては、このバイザーの存在は心強いです。

ですが、高速走行だとかえって危険な存在になります。

SHOEIのモトクロス用のヘルメットのVFX-WのSEARのバイザー

なぜかというと、バイザーが風に煽られるからです。

バイザーが風に煽られ、頭が持って行かれそうになります(感覚としては、後ろから突然バイザーを引っ張られるような感じです)。

これは危ないです。

ゆっくり走っている分にはそんなに気にならないのですが、出しているスピードが速ければ速いほど引っ張られる勢いも大きくなります。

ヤマハ バイク リッターSS YZF-R1 2019年式 ブルー プレスト

大事なことなのでもう一度言いますが、これはホントにビックリします。

こういうこともあるので、高速走行をするときはバイザー付きのヘルメットを被らない方がいいですね。

まあ、一般公道を走るくらいなら何の問題もないのですが。

ホンダ バイク 原付二種 クロスカブ110 くまモンバージョン バイクのハンドルに手を掛ける人

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まとめ

以上、高速道路でのオフロードバイク用ヘルメットの使用を推奨しない理由を書いてみました。

まとめてみると、

・目に風がビュービュー入ってくる

・ゴーグルがずり落ちる

・バイザーが風に煽られる

といった感じです。

こうして書き出してみるとロクなことがないですね。

とはいえ、これはあくまで高速道路を走ったとき(一般公道よりも速いスピードで走ったとき)の話です。

一般公道を走ってもこんなことは起こらないので、ネタていどに受け取ってもらえればと思います。

高速道路を走るようなスピードで一般公道を走る人なんて(おそらく)いないでしょうからね。

あおぶさ
あおぶさ
そういうことはサーキットか私有地でやってください・・

ここまではモトクロス用のヘルメットを前提にして話を進めてきましたが、多目的ヘルメットならシールドも付いているし、まだマシな気はします。

一応、バイザーを取り外すこともできますから。

SHOEIのヘルメットのHORNET DSのバイザーを取り外した後の様子

ですが、そんな手間暇を掛けるくらいなら「はじめからフルフェイスを買え」という話になりますよね。

当たり前の話ですが、何にでも適材適所というものがあります。

いくら使えそうだといっても、ダメなものはダメなんですよ。

SHOEI オフロード モトクロス ヘルメット VFX-WR ホワイト スズキ メガスポーツ バイク 隼 2014年式 ブルー 呆れている人

「手元にあったから使おう」とか「こういうことやったら面白いかも」と思う冒険心(?)を無下に否定するつもりはありませんが、それでも安全が第一です。

あなた一人が単独で事故るだけならまだしも、不運にもその事故に巻き込まれた人からすると「何の冗談だよ・・・、勘弁してくれよ・・・」の一言に尽きるんです。

あおぶさ
あおぶさ
突然目の前でコケられたら回避できないからね・・・

道路も社会の一部です。

事故って周りに迷惑を掛けないよう、「事故らない・無理しない・危ないことをしない」を徹底しましょう。

それでは、あなたが今日も無事故・無違反でいられることを祈って。

SHOEI ヘルメット オンロード Z-7 ホワイト

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